「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」2日目振り返り(4)
2014年 WGCアクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/19〜02/23 場所:ダブマウンテンGC(アリゾナ州)
「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」2日目振り返り(2)
SAM SNEAD BRACKET
<勝者:V.デュビッソン 3&1 P.ハンソン>
本大会初参戦となるデュビッソン。彼がダブマウンテンで今週プレーすることは、「ライダーカップ」の欧州チームキャプテン、ポール・マギンリーを喜ばせることだろう。昨年末の欧州ツアーで初勝利を挙げた24歳のデュビッソンは今大会初日、最初の3ホールでバーディを奪って3アップとし、17番ホールで試合が終わった時点では5アンダーを記録していた。だが第15シードで登場し、初日はあのダスティン・ジョンソンを下したハンソンも負けてはいない。彼は5番ホールから3連続でバーディを奪い、オールスクエアに。その後デュビッソンが8番パー5で約2.1メートルのバーディパットでリードする戦いぶりを見せた。13番ホールでのイーブンパーで、第7シードのデュビッソンは2アップをもぎ取り、17番ホールでは約4.6メートルのバーディパットで勝利した。
「今日は絶好調だった」と、デュビッソン。「ピーターの昨日の戦いぶりは凄かったから、自分もなんとしてでもいい試合をしなくてはと思っていた。まずは最初の数ホールでバーディを奪った。彼の調子はあまり良くなく、僕は3ホール終了時点で3アップだった。そしたらピーターが5、6、7番で3連続バーディを決め、オールスクエアになったんだ。そこで僕は彼のプレーを見ないことに決め、自分のストロークプレーに集中した。そしてパー5のホールでバーディを奪おうとしたんだ」
次戦の相手:バッバ・ワトソン
<勝者:B.ワトソン 2アップ J.ブリクスト>
先週の「ノーザントラストオープン」で勝利したのち第3シードで今大会に出場したワトソンは、最初の3ホールでバーディを奪い、いきなり2アップに。4番ではイーブンパーとし、スウェーデン出身のブリクトがボギーを叩いたため3アップで後半へと突入した。ワトソンは12番でボギーを、14番では砂漠にはまってダブルボギーを叩いてしまい、ややペースを落とすが、15番では約7.6メートルのバーディパットで復活し、2アップに。第11シードのブリクトは今大会初日でキーガン・ブラッドリーに見事勝利し、2日目の17番ホールでは約2.4メートルのバーディパットで応戦。だが最終ホールの2打目でグリーン左に打ち、ボールはブッシュの中へ。ボールを探索中にペナルティを取られてしまう。彼の反撃は4打目がグリーンオンし、ピンから約22メートルで止まったところで終了。対するワトソンはわずか2打でピンから約18メートルに寄せていた。
「こんな風に勝てる時は、いつだって最高の気分だ」と、ワトソン。「僕は早い段階で優位に立ち、試合をリードしようとしていただけ。後半ではあまりよくないパットもあったし、最後ではかなり激しいバトルとなった。彼は17番でバーディを奪ったけど、僕は18番で幸運に恵まれたんだ。ラウンドを勝ち抜くのはどんな時でもいいものだね」
次戦の相手:ビクター・デュビッソン
<勝者:H.メイハン 2アップ R.スターン>
「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」でメイハンに敗れ3敗目となったスターンにとって、今大会の2日目は奇跡とはいえなかった。2012年の本大会で優勝し、1年前にタイトルを獲得したメイハンの大会成績は今では17勝5敗。だが最初にリードしたのはスターンだった。彼はバーディを奪って2番ホールを制し、3番ではメイハンがガードバンカーからボギーを叩いてしまう。しかし元王者のメイハンは8番パー5で約1.2メートルのバーディパットを放ち、9番もイーブンパーで追い上げる。スターンは12番ホールで約3.4メートルのバーディパットを決め1アップリードするが、メイハンは15番ホールでスクエアに持ち込んでみせた。そして17番でスターンがバンカーに苦戦したところで、メイハンは18番で約2.7メートルのバーディパットを放ち、見事勝利を収めた。
「厳しい戦いだったからとても嬉しいね。どのホールでも接戦だった。リチャードのプレーは安定していたね。結局、ちょっとしたきっかけで勝負が決まった。ラッキーなことに、最終ホールではいいスイングができて、勝ち抜くことができたんだ」
次戦の相手:グレーム・マクドウェル
<勝者:G.マクドウェル 1アップ 松山英樹>
2試合連続で第4シードのマクドウェルは、厳しい戦いで勝利をつかむべく、追い上げる必要があった。今大会の初日にはゲーリー・ウッドランドと戦い、3ホールを残しての3ダウンから逆転した彼は、2日目は4ホールを残して2ダウンの状態にあった。実際のところ、最初にリードしたのは松山(21歳)だった。彼は最初のホールをバーディで勝ち取り、6番でマクドウェルがボギーを叩いて3アップを先取。17番ホールでマクドウェルが約1.5メートルのバーディパットを決めるまで、スクエアとはならなかった。そして全米オープン覇者マクドウェルは、18番グリーン手前の刈り込まれたエリアからアップダウン(パーセーブ)に成功する。彼は2メートルのパットを沈めてパーセーブし、一方で大会第5シードで今大会に参加した松山は8.5メートルのパットを外した。
「なぜ難しいやり方が上手くいっているのに、簡単にやる必要があるんだい?」と、マクドウェル。「僕は今日も出遅れただけ。コースに出て自分のゲームプランを遂行し、ミスをしないように心掛けたし、松山に隙を与えないようにもした。だけど彼も同じようなプレーをしてきたんだ。彼は本当に良いプレーをしていたよ」
次戦の相手:ハンター・メイハン
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