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2013年 フライズドットコムオープン
期間:10/10〜10/13 場所:コルデバレーGC(カリフォルニア州)

ウォーカーとケプカ 明暗を分けたバックナイン

By PGATOUR.COM wire reports

ジミー・ウォーカーは、米国ツアー参戦8年目、通算188試合目の大会で、ついに初勝利を手にした。その勝利には、ブルックス・ケプカによる少しばかりのアシストもあった。

最終ラウンド、4ホールを残した時点で首位タイに立ったウォーカーは、15番で6フィートのバーディバットを沈めて頭ひとつ抜け出した。残り3ホールでパーを記録したウォーカーは5アンダー「66」でラウンドし、テキサス出身の34歳は初優勝を成し遂げた。

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ウォーカーは500点のフェデックスカップポイントを手にし、今季開幕戦を終えてランキングのトップに立った。さらに、初めて世界ランキングのトップ50入りを果たし、「マスターズ」の出場権も手にした。

「少したったら落ち着くと思うよ」とウォーカー。「今は興奮しているね」。

世界を旅しながら素晴らしい1年を過ごしてきたケプカにとっては、落ち込まずにはいられない結果だろう。

残り11ホール時点で4打のリードを有していたフロリダ出身の23歳は、大会を通して落ち着き自信を持ってプレーしているように見えた。しかし9番で3フィートのパットを外してから、調子が狂い出した。

15番では6フィートのバーディパットを外し、16番ではティショットを大きく左に逸らしボギー。297ヤード、パー4の17番でも池に打ち込みボギーを叩いた。

「思うようにいかなかった」とケプカ。「勝つために必要なショットを打てなかった。それをやってのけたジミーには、素直におめでとうと言いたい。この経験から学び次に活かすよう頑張るよ」。

ビジェイ・シンは最終日を「68」でラウンドし、自身27度目の2位でフィニッシュした。

最終日を「72」でラウンドしたケプカは、3位タイでフィニッシュ。同順位には、ケビン・ナ、今年「プエルトリコオープン」を制したスコット・ブラウン、そして今年が米国ツアー初年度で、先週は「プレジデンツカップ」でもプレーした日本出身の21歳のスター、松山英樹が並んだ。

従来の1月ではなく10月に開幕する米国ツアーの新スケジュールにおいて、この「フライズドットコムオープン」はシーズン開幕戦にあたる。ツアー出場権を確保するため賞金を稼ぐフォールシリーズの代わりに、米国ツアーの大会として扱われる。

銀のトロフィーに詰め込まれた黄色い「マスターズ」の旗が、何よりの証拠だ。

約5年前に父親らと共に自身初めてオーガスタナショナルでプレーしたウォーカーは、「マスターズ」でそこに再び戻ることを待ち切れない様子だ。

今年、チャレンジツアーで3勝を挙げヨーロピアンツアーの出場権を獲得したケプカは、将来のスターと見込まれスポンサー推薦により今大会に出場。チャレンジツアー3勝目を挙げた翌日には、「全英オープン」の出場権も手にした。

ケプカにとって、今大会はスコットランドから上海まで移動する経由地の予定だったが、その計画は少し変更となった。出場権を得た来週の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」に参加した後、中国での「BMWマスターズ」からユーロピアンツアーに戻る。

最終日に「68」をマークしたビリー・ハーリーIII、そして最後の3ホールで2バーディを奪ったNCAA覇者のマックス・ホーマが、9位タイでフィニッシュ。共にラスベガス行きの切符を手にした。

ヨーロッパのチャレンジツアーでは、54ホール時点で首位に立っていた試合は全て勝利していたケプカ。この日も最初の8ホールは、優勝に向けて好スタートを切った。6番では45フィートのバーディを決め17アンダーとし、シンが7番で3パットを要しボギーを叩くと、ケプカのリードは4打になった。

しかし、そのリードは4ホールでなくなってしまった。

ケプカがパー5の9番でグリーンの端から打った15フィートのバーディパットは、ホールから3フィートの位置で止まった。直後にやや焦り気味に打ったパーパットを外してしまい、ボギー。パー3の11番では、6フィートのパーパットを外し、ウォーカーに並ばれた。ウォーカーは8番で15フィートのバーディパットを決め、9番(パー5)でも長い距離から2パットでバーディを奪っていた。

その後、ケプカはパー5の12番で3フィートのバーディパットを決めると、ウォーカーも13番で30フィートの距離からバーディ。2打でグリーンが狙える15番パー5、297ヤードの17番パー4、そして大きなドライブショットのみが求められる最終ホールへと、勝負は持ち越された。

そして、ここで決着が付いた。

「この結果に落ち込み過ぎることはないよ」とケプカ。「批判されるのもわかっている。でも、今年は素晴らしい1年を過ごしてきたんだ。今週も良いプレーができた。そして、良いプレーをした選手の中でも最も素晴らしかった選手が優勝するんだ」。

情報提供:PGA TOUR

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