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2013年 ザ・バークレイズ
期間:08/22〜08/25 場所:Liberty National Golf Club

プレーオフ初戦のザ・バークレイズ、最終日はよりエキサイティングに

全てが大きなスケールのニューヨークにおいては、ハドソン川沿いで開催されているリバティナショナルの出場選手リストも、ダイナミックだ。

6年前、フェデックスカッププレーオフが発足した当時、傑出した最高のプレーヤー達をひと月間に及ぶシーズン最後の大会に結集させようという構想は、ひと際、脚光を浴びたものだった。それは今、現実のものとなっている。

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日曜日の夕刻、自由の女神や華やかなマンハッタンの高層ビル街から、遥かに眺望できるのは、ここ「ザ・バークレイズ」で最後の決戦に挑まんとする偉大なゴルファー達の勇姿だ。

「ザ・バークレイズ」の54ホールを終え、リーダーボードの上位を占めた12名中で、米国ツアーでいまだ優勝を手にしてはいないのはケビン・チャペルとデビッド・リンの2人だけだ(デビッド・リンは2004年に欧州ツアーで優勝経験)。

その中の1人は79回勝っている。もし、タイガー・ウッズが名手サム・スニードのツアー歴代最多優勝記録にあと2つまで迫ろうとするならば、4ストローク差と共に、毎回のラウンド後でケアを続けている背中の張りを克服しなければならないだろう。

「毎日、好調な出だしでスタートした後、徐々に違和感が出てくるんだ」。大会3日目に「69」をマークしたウッズは、背中に感じる違和感は、今週初めから使っている遠征先のホテルの柔らかめのマットレスが原因と考えている。「願わくば、明日の試合では同じ失敗を再び繰り返すことなく、優勝目指して頑張りたいね」と、意気込みを語った。

しかし、彼が追い掛けなければいけない選手たちは、決してヤワではない。

ゲーリー・ウッドランドと並んで、通算12アンダーで首位につけているマット・クッチャーは、2010年以来、他のどの選手よりも多く(36回)トップ10入りを果たしている。今シーズンもWGC アクセンチュアマッチプレー選手権、ザ・メモリアルトーナメントで優勝。2011年にはザ・プレーヤーズ選手権を制している。

一方でウッドランドは、最も高い身体能力を有するアスリートのひとりで、高校時代は野球とバスケットでもその才能を如何なく発揮していた。ディビジョン2にランクされているワッシュバーン大学へ入学した彼は、カンザス州の大学に転校してゴルフを始めるまでは、他のスポーツで大活躍していた。

今週の初め、ウッドランドと親しい関係のクーチャーは、2年前のワールドカップでパートナーだった彼とハグをしながら、ブレーブス対メッツの試合観戦に出かけた。2人は室内練習場のバッティング・ケージの中に入り込むと、ウッドランドのバットスイングに関心しながら、フィールド外で親交を深めた。

昨年、ウッドランドは両手首に怪我を負う試練に見舞われた。すっかり回復した現在は、スイングコーチのクラウド・ハーモン、メンタルコーチのジュリー・エリオンのもとで指導を受けている。現在29歳、ロングヒッターの彼は、ここ4週間で2勝目となる大きな勝利を目指している。

「今の僕なら、いくらでもラウンドしたいくらいだよ」と、大会3日目に4連続バーディを含む「68」を記録した直後にウッドランドは答えた。「素晴らしいゴルフが出来ているからね」と、ウッドランド。

それは、チャペルも同様だ。

大会3日目の彼は、9バーディ、ノーボギーでコースレコードとなる「62」を記録した。

それは今週だけで3度目となるコースレコード更新、またはタイ記録となった。彼が「62」という好スコアを出したのは今季2度目だ。コースレコードを塗り替えたチャペルでさえ、何が起きたのかを理解するのに時間がかかったことだろう。

「この風の中、もし誰かが僕に、今日「62」が出す奴がいそうだぞって言っていたら、きっと鼻で笑っただろうね」と、彼はおどけた。

デザイン変更され、比較的ソフトなコンディションのリバティナショナルでは、ロースコアが出る可能性も高いが、3日目に関してそれは稀なことだった。リーダーズボード上位12位に名を連ねている選手のうち、3アンダー以上のロースコアを出した選手は、チャペルだけである。

日曜日にも、同じことが繰り返される可能性はある。

あまり驚いている様子は無かったが、「全くもって素晴らしいゴルフだった」と、チャペルのラウンドをクッチャーは評価した。「コンディションがどれだけ厳しかろうと、誰かは良いプレーをするものさ」と、付け加えた。

リッキー・ファウラージャスティン・ローズ(イングランド)、ジム・フューリックバッバ・ワトソン、そしてジョーダン・スピースらは、首位を走るクッチャーとウッドランドから5打差圏内にいる。

最初のホールでバーディを決めたファウラーは、6番(パー5)では第2打でグリーンをとらえ、20フィートのイーグルパットを決めて、優勝争いに加わった。

ローズとフューリックは、3日目を共に1アンダー「70」でホールアウトした。 ワトソンのハイライトは12番ホールだった。96ヤード地点からイーグルを決め、3日目は「68」をマークした。

そしてスピースを忘れてはならない。今シーズン、米国ツアーで80年振りとなる10代での優勝を成し遂げたスピースは、その1ヶ月後、ちょうど20歳の誕生日を迎えた直後のウィンダム選手権でも再び優勝争いを演じ、プレーオフの末に惜しくも敗れた。

「頭を使ったプレーを心掛けているよ」と、スピースは語った。

注目選手は、彼だけではない。

「スタートホールから、かなりきついラウンドだったよ」と、ファウラー。「バックナインのコースには、いくつかのスパイクマークがあったし、グリーンまわりは少し荒れてきた。風が吹いて乾いてくると、明日のグリーンはもっと硬くなって、タフな最終日となりそうだね」と、付け加えた。

ここで勝つことができれば、他のどの試合でも勝てるだろう。少なくともイーストレイクGC で開催されるザ・ツアー選手権 presented by コカコーラ まで、そして、フェデックスカップのチャンピオンになるまでは。

情報提供:PGA TOUR

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