フューリック、再びの優勝に向けて
2013年 タンパ ベイ選手権
期間:03/14〜03/17 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)
「タンパベイ選手権」 3日目レビュー
大会3日目、ジャスティン・レナードは12番ホールのグリーンへ向かう中、自分が1位タイであることをスコアボードで確認した。そして、8フィートのバーディパットを決めて単独首位に立つと、この日再びスコアボードを見ることはなかった。
きっと最終日もスコアボードを気にせずにプレーするのだろう。
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数打差のうちに多くの選手がひしめき合っているので、スコアボードを見る意味もない。それにコッパーヘッドコースは、天候に恵まれていたとしても、極めて難しいコースだ。次の1打に集中する以外のことは考えるべきではない。
大会3日目、4アンダーの「67」をマークしたレナードは、ケビン・ストリールマンとジョージ・クッツェー(南アフリカ)と共に首位タイに並んだ。「厳しい闘いだ。上がり6ホールはバーディが全然取れない。グリーンはますます固まっていたしね。恐らく明日もそうなるだろう。ここでプレーするには、相当の我慢強さと慎重さが不可欠なんだ」とレナードは語った。
前日までトップと1打差の2位に肉薄したアダム・スコット(オーストラリア)とチェ・キョンジュ(韓国)は、スコアを落とすと大幅に順位を下げた(21位タイ)。
最終日に向けた首位争いは、椅子取りゲーム並みの混戦の様相となった。上位16人の選手が、3打差でひしめき合う。この大会では過去5年で4度が逆転優勝だ。
最終組がホールアウトする約3時間前、ストリールマンが6アンダーの「65」で3日目を終えた。
「今日は6アンダーを目指していたんだ。最終日で勝負するのに最低クリアしないといけない数字と思っていたから、達成できて嬉しく思う」とストリールマンは振返った。急浮上を遂げて、首位争いに加わることになるとは予想もしなかったことだろう。