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2019年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/16〜05/19 ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)

ウッズのキャディ遍歴を振り返る

13年ぶりにメジャー連勝を目指すタイガー・ウッズ。傍らには4月の「マスターズ」をともに制したキャディのジョー・ラカバ氏がいる。2011年からの相棒だが、ウッズはそのキャリアの中でどういうキャディ遍歴をたどってきたのか?米ツアー取材歴21年のカメラマン・田辺安啓(JJ田辺)氏が解説する。

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ウッズがプロデビューした1996年当時のキャディはマイク・コーワン氏、通称“フラフ”だ。愛嬌あふれる白い口髭がトレードマークで、売れない中堅選手よりも人気と知名度は高いかもしれない。実際、97年の「マスターズで」ウッズが優勝したのち、フラフはある企業のテレビCMに起用された。ただ、フラフはウッズの了解を得ずにCMに出演したため、「ボスであるウッズの知名度に便乗して無断で稼いだ」という怒りを買ってキャディを首になってしまった。

フラフはその腕を買われ、すぐにジム・フューリックに雇われた。現在に至るまでフューリックの通算17勝のうちの大半をともに達成している。

フラフとたもとをわかった後、ウッズはそれまでレイモンド・フロイドらのキャディを務めていたスティーブ・ウィリアムズ氏を招へいした。逸話は枚挙にいとまがない。ウッズのスイング中にシャッターを押したカメラマンのカメラをその場で取り上げ、近くの池に放り込んだというマンガの世界のような実話もある。

ベスページで開催された2002年「全米オープン」では、筆者のすぐ近くにいたカメラマンが7番ホールのティグラウンドで、テークバックのタイミングでシャッターを押してしまった。ウッズはトップでスイングを止めたが、すぐさまウィリアムズ氏がそのカメラマンに近づき「ありえねぇなぁ!」と怒鳴りつけた。カメラマンは「ミスでシャッターが下りたんです」と言い訳。ウィリアムズ氏は「指で押さない限り、シャッターは下りんだろうよ!」と一蹴した。試合の真っただ中、すぐ近くで交わされた会話にこちらが冷や汗をかいたことは未だに鮮明な記憶だ。

フォローすれば、それでもウィリアムズ氏は常識人で、明るく根も優しい。松山英樹のキャディを務めた進藤大典氏が師と仰いでいたのは、紛れもなくウィリアムズ氏だ。筆者は通訳を兼ねて、両氏の食事に付き合ったことがある。ウィリアムズ氏は進藤氏に自分の子どものように接し、やさしく話していた。また、十分すぎるほど稼いでいた時期でもウィリアムズ氏はウッズと同じ宿ではなく、筆者と同じ安ホテルに宿泊していたことは1度や2度ではなかった。

現在のキャディのラカバ氏は、非常に大人しく静かな印象だ。何でも主張するという、日本人が持つステレオタイプな米国人の印象とは異なり、「目で気持ちを伝える」ような人物だ。こちらがウッズの撮影をしたいと申し出ると、すぐにはノーを出さず、タイミングや担当者をそっと教えてくれ、断らざるを得ないときも「今はダメなんだ。ごめんね」とそっと伝えてくれる。連続写真を撮る際も、ドーンと目の前にキャディバッグを置いて邪魔をするキャディもいる中、少しだけキャディバッグの位置をずらして撮影チャンスをくれる。

だだ、今年の「デルマッチプレー選手権」では、ウッズのスイング中にシャッター音を響かせたギャラリーに対し、すぐに激しく注意した。決して、いつも仏の顔ばかりを見せているわけではない。プロのキャディとして、厳しい部分はしっかりと持っている。そうでなければ、フレッド・カプルスダスティン・ジョンソン、ウッズというトッププロを渡り歩くことはできなかっただろう。

ウッズはほかに、何度かブライオン・ベル氏という学生時代の友人をキャディにし、優勝した(1996年全米アマ、1999年ビュイック招待)ことも記憶にとどめておきたい。

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