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ウッズが変えた1番ホールの景色 2018年ベストショット3選【和田慎太郎】

2018/12/28 18:16

2018年も、緑の芝の上でさまざまなドラマが生まれた。光と影、風を感じながら、フォトグラファーたちは二度と繰り返されることのない瞬間を切り取ってきた。GDOとともに国内外を渡り歩いたプロフェッショナルが選んだ今年の3枚。最終回は和田慎太郎カメラマン編。

<全米プロゴルフ選手権 最終日 タイガー・ウッズ
「全米プロ」最終日のワンシーン。朝一番はギャラリーがまばらだったスタートホールが、タイガー・ウッズのスタートに合わせて大観衆で埋め尽くされる。

そして1番ホールは天然のスタジアムに変化し、万人が彼のティオフに目を奪われた。

<マスターズ 3日目 小平智
今年のベストショットで彼は外せない。写真は「マスターズ」3日目、13番のセカンドで撮影した一枚だ。

ほとんどの日本人選手が予選ラウンドで消えていく中、黙々と最終日までプレーした姿がとても印象的だった。彼はこのあと米国ツアーで見事に優勝し、夢の米国ツアーに挑戦していった。その戦いは、つらく厳しくものであったかもしれない。

でも彼は、厳しい環境の中で確実に成長している。12月に出場した日本ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で見事に優勝! 日本のファンに、最高の形で健在ぶりを報告できたのではないだろうか。

彼の洗練された肉体美と、アゼリアの鮮やかな色が重なったこの1枚を今年のベストショットに選んだ。

<マスターズ パー3コンテスト ゲーリー・ニクラスJr>
「マスターズ」前日に開催されたパー3コンテストでの1枚。ジャック・ニクラスのお孫さんがホールインワンを決めて、ホールを埋め尽くすパトロンたちが大いに湧いた。僕はグリーン奥から撮影したが、この次の瞬間、周りにいた観衆が総立ちになり写真を撮ることができなくなったのを覚えている。

マスターズで鮮明に残っているシーンは歓喜の瞬間。人々が両手を高々と上げて立ち叫ぶスタンディングオベーションは、いま思い出しても鳥肌が立つ。

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