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「入ってくれなかった」小平智はラスベガスでパットに苦悩

◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 2日目(2日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)

小平智は4バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算3アンダーで第2ラウンドを終えた。競技は日没順延となり、暫定61位。5人のプレーを残すが、予選通過を確実にした。中盤のチャンスを生かせず、上位浮上はならなかった。

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ラウンド後、課題は明確だった。「ショットは不安なく打てていた。ただ、パットが入ってくれなかった」。フェアウェイキープ率は全体1位の「92.86%」(13/14)。一方、計30パットを要し、スコアに対するパット貢献度は全体110位の「-1.267」と低調だった。

前半13番(パー5)から中盤の11ホールで計9回、4m以内のバーディチャンスにつけた。4回は沈めたが、連続バーディはなかった。15番で2mを外すとうつむき、首を小さく横に振った。前週「WGC HSBCチャンピオンズ」から上向きのショットは「悪いところは、ほとんどなかった」。

パーで終えた左ドッグレッグで最高難度の後半3番でも3mに止めてみせた。複雑な傾斜にカップが切られ、「速さやアンジュレーションもある。(グリーン上の)やりにくさはあった」と決め切れなかった。

グリーン上の停滞は、終盤の流れを悪くした。目の前に木がある右ラフから第2打を花道まで運んだ7番で、初のボギーをたたき3アンダーに後退した。電光掲示板のカットラインは2アンダーと3アンダーで揺れ「上がり3ホールは、予選通過を意識した」。

最終9番(パー5)は第2打で3Wを握ったが、グリーン手前バンカーに突っ込んで目玉になった。「あと10cm高かったらグリーンに乗っていた」。体勢の悪いバンカーショットを強いられ、この日2番目に易しかったホールでバーディを逃した。

「(最終ホールは)運の悪さもあった」。ショットの好感触を武器にして、うっ憤を晴らす週末にしたい。(ネバダ州ラスベガス/林洋平)

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