小平智 アマチュア金谷拓実のメジャー出場に「超、うらやましい」
2018年 CIMBクラシック
期間:10/11〜10/14 場所:TPCクアラルンプール(マレーシア)
小平智が2年目のシーズンイン 「日本オープン」出場は10年連続でストップ
◇米国男子◇CIMBクラシック 事前情報(10日)◇TPCクアラルンプール(マレーシア)◇7005yd(パー72)
マレーシアは日大在学中に合宿で訪れて以来、数年ぶり。「試合をするのは今回が初めて」だという。小平智のPGAツアー2季目は東南アジアから。2018―19年シーズンの第2戦「CIMBクラシック」で幕を開ける。
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前週7日(日)に日本を発ち、週明けから当地で練習ラウンドを行った。開幕前日の10日(水)は午前中からプロアマ戦に出場。日中の気温35℃、湿度70%前後の熱帯気候で、毎日大汗をかいてきた。
唯一の日本人選手として臨む今大会。「狭いですね。ちゃんとマネジメントしないと」というのがコースの第一印象。「でも、アジアの選手にも向いている。パー5も、ティショットがフェアウェイに行けば(第2打で)乗る。ミドルもちゃんとマネジメントすればちゃんと打てる。“めちゃくちゃな難しさ”は感じない」。昨年の優勝スコアは通算24アンダー。例年バーディ合戦が展開され、とくに上がり3ホール(16番/318yd、17番/336yd、18番/634yd=パー5)は距離も短く、最後までチャンスがある。
小平は今週から11月の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」(ネバダ州TPCサマリン)までの4連戦に臨む。アジアスイング3戦はいずれも、予選落ちのない4日間大会。スタートダッシュを決める絶好のチャンスだ。
今週は国内で「日本オープンゴルフ選手権競技」(神奈川・横浜カントリークラブ)が行われる。小平はアマチュア時代の2008年から昨年まで10年連続で、このナショナルオープンに出場してきた(アマチュアで3回出場)。2015年の優勝を含め、直近4大会はすべて6位以内という好相性を誇った。
連続出場が、米ツアー参戦という形で途切れたことには「うれしい気持ちもあります」という。「悩んだところもあった。父(健一さん)も日本オープンに出てほしいと言っていたけれど、僕が目指してきたのはアメリカで成功することなので」。幸い、優勝したことで同大会への出場権は2025年大会まである。大きな目標を達成してから参戦したい。(マレーシア・クアラルンプール/桂川洋一)