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プレーオフ最終戦勝者が年間王者に PGAツアーがポイントレースを大幅見直しか

2018/08/30 16:21

米PGAツアーは29日、年間王者を決定する仕組みを来季から大幅に変更する可能性を示唆した。レギュラーシーズン終了時点のフェデックスポイントランキング1位の選手に賞金ボーナスを付与するほか、プレーオフ最終戦でランクに応じてスコアのハンディキャップを設け最終戦の優勝者を年間王者とするのが柱。

AP通信が「PGAツアーがフェデックスカップの大幅刷新を計画」と報じたことを受け、ツアー幹部は「新たな形になる可能性は高い」と認めた。

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AP通信などによると、来季はレギュラーツアー最終戦「ウィンダム選手権」を終えた時点のポイントランク1位の選手に、これまでなかった300万ドル(約3億3000万円)の賞金ボーナスを与える。

その後、今季から1試合減になる計3試合のプレーオフシリーズを実施する。30人が進出する最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」では、それまでのポイントランク1位の選手を10アンダーとするなどランクに応じてスタート時のスコアに差をつけ、最終戦で優勝した選手が年間王者になる。

PGAツアー幹部は「あくまで正式決定はしていない」とした上で、「このフォーマットにしようという声があるのは確か」と明かした。「一般の人が最終戦を見たとき、なぜ優勝者と年間王者が違うのかという疑問がわく。最終戦の優勝者と年間王者が一緒の方が良いのではないかという意見は前からあった」と話した。今季の最終戦開幕前に行われるコミッショナーの記者会見で、何らかの発表がある見通しという。

2007年に導入されたプレーオフシリーズでは、最終戦を前に蓄積されたポイントをリセットさせ、ボーナス1000万ドル(約11億円)を受け取れる年間王者の可能性を最終戦出場選手すべてに与えてきた。一発逆転を期待できる仕組みでありながら、不公平という声もあった。過去11年間で、レギュラーシーズンを1位で終えた選手が年間王者になったのは3例(タイガー・ウッズ07、09年/ジョーダン・スピース15年)だけだった。(編集部・林洋平)

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