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2018年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/09〜08/12 場所:ベルリーブCC(ミズーリ州)

池田勇太は終盤に後退「運を引き寄せる力も必要」

◇メジャー最終戦◇全米プロゴルフ選手権 最終日(12日)◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7316yd(パー70)

池田勇太は5バーディを記録しながら、6ボギー1ダブルボギーをたたいて「73」とし、通算1オーバーの65位タイでフィニッシュした。春先からスポット参戦を続けた海外遠征に区切りをつけ、連覇がかかる2週後の「RIZAP KBCオーガスタ」(福岡・芥屋ゴルフ倶楽部)から国内ツアーに専念する。

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前日は第2ラウンドの残りと、第3ラウンドを合わせて27ホールでバーディがゼロ。この日は2番で7mを沈め序盤でバーディを決め、12番までに通算5アンダーまでスコアを伸ばした。

後退が始まったのは続くホールから。「自分も悪いショットをしていたわけではないが、運がプツリと切れたという感じ。12番までせっかくいいゴルフをしていたのに…」。13番(パー3)、第2打で右サイドから浮かせたアプローチが、転がりきらずに1.5mを残してしまう。「そこで止まらなくても…」。このパーパットを外すと、14番では左ラフから残り129ydの第2打がグリーンを大きく越え、ダブルボギーを喫した。

上がり6ホールで6ストローク後退し「予想していないことが多かった。OBだったり、池だったり、自分のミスだったら納得いくんですけどね…」と目に失望感を浮かべた。メジャー4大会で予選落ちを喫した昨年から、今年は3週前の「全英オープン」(51位)、そして今大会で決勝ラウンドを戦ったからこそ、また次のジレンマが生まれた。「最低限、予選を通ることについてはクリアできてきた。あとは運を引き寄せる力も必要。それがなければこの商売は勝てないと思う」

同じように夏場まで海外ツアー転戦を続けてきた昨年は、8月末から日本ツアーで3勝を挙げ、賞金ランキング4位でシーズンを終えた。再現となれば、もちろん来年もメジャー出場のチャンスが広がる。「やってみないと分からないですけどね。そのやる気が自分なりに起きるかどうか。そのスイッチをコントロールしていくのも自分なので」。ここで、終わっていいはずがない。(ミズーリ州セントルイス/桂川洋一)

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