秋吉翔太らが全米出場権 石川遼は8位で上位3枠に入れず
2018年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)
「知名度を上げたい」世界ランク346位の秋吉翔太が初の海外メジャーへ
◇米国男子◇全米オープン 最終予選会(21日)◇ジャパンメモリアルゴルフクラブ(兵庫県)◇7012yd(パー71)
ツアー未勝利の27歳が初のメジャー切符を手にした。最終予選会に初めて臨んだ秋吉翔太が1日36ホールプレーを通算8アンダー「134」で終え、上位3枠(34人が出場)を巡る争いをトップで通過。「メジャーに出たい夢があったので、頑張りたい」と意気込んだ。
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20日時点の世界ランキングは346位。国内ツアーでは首位争いに加わりはじめ、今シーズンは初めてシード選手として臨むが、気に病んでいることがある。「まだ名前を憶えられていない。メジャーで予選を通過すればテレビに映ると思うので、知名度を上げたい」と、大舞台で顔と名前の売り込みをもくろむ。
一方、自身は未体験の海外メジャーをテレビで観戦することは少ないという。まずは周囲からの情報集めが必要になりそう。強力な助っ人になりそうなのは、妻の静香さん。明徳義塾高で松山英樹と同級生で、今でも直接やり取りする仲だという。「ウチの奥さんに英樹に連絡を取ってもらって、アドバイスをもらえたら。(練習ラウンドで)一緒に回りたいですね」と、海外ツアーで活躍する後輩に教えを乞う考えだ。
今季の開幕前にはトップ10に入るまで丸刈りを続ける誓いを立て、4試合目の「中日クラウンズ」(4位)で達成した。丸刈り時に着用していたキャップを、使い慣れたバイザーに戻し「やっぱりバイザーは落ち着きます」と笑顔だった。
2016年には平均飛距離とフェアウェイキープ率をポイント換算したトータルドライビングで1位を記録。1打目の精度も大きく問われる最難関のセッティングに、ティショット巧者がどこまで通用するのか注目したい。(兵庫県三木市/塚田達也)