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松山英樹は17番でまた池ポチャ 今季初の予選落ち

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 2日目(11日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)

松山英樹はキャリアで5回目の“第5のメジャー”で初の予選落ちを喫した。7オーバー139位タイと出遅れた初日を経て、5バーディ、1ダブルボギー「69」の巻き返しは実らず、通算4オーバー119位タイ。2日目で姿を消した。

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決勝ラウンドをあきらめずにスタートした松山の前に立ちはだかったのは、またしてもPGAツアーのシグニチャーホールだった。3Wでグリーン手前まで運んだ12番でバーディを先行させ、迎えた17番。前日「8打」を記録したアイランドグリーンのパー3で、9Iでの第1打をまたしても池に落とした。

「きのうは『何で入ったんだろう』という感じでしたけど…きょうは『仕方ない』という感じでした」というミスショットが生んだダブルボギー。「自分の距離感にやっぱり自信を持てていない」。前年までの過去4年で1度も入れたことのなかった名物ハザードに、今年は2日間で3回打ち込み、大ギャラリーを背にうつむいた。

後半インで4つスコアを伸ばしたが、「タラレバですけど…あそこ(17番)がなかったら予選は通ってましたね」とこぼした。カットラインには5打届かなかった。前週の「ウェルズファーゴ選手権」ではMDF(最終ラウンドの出場人数制限)にかかり、3日目で終戦。ショットが復調する兆しを感じてはいても、まだ道半ば。「良いショットは増えていますけど、結果につながっていない。この風での方向性の出し方とか、自分の球筋をしっかりと把握できていない」と課題を挙げた。

昨年8月の「ザ・ノーザントラスト」以来、今シーズンでは初めての予選落ち。次週の「AT&Tバイロン・ネルソン」(テキサス州トリニティフォレストGC)に出場することも正式に決めた。3連戦目を前に「3日間(ウェルズファーゴ)と2日間(プレーヤーズ)で終わっているんで、まだ1試合しかやっていないような感じです」と自虐的に苦笑した。

光がないわけではない。後半アウトは4バーディ(ノーボギー)。「ティショットを打って、セカンドを打って、バーディというのが(しばらく)なかったので、後半に3つ、パー4で獲れたのは大きかった」。予選落ちが濃厚となり、逆にピンを狙う姿勢がよみがえったという。「自信を持って打たないと。逃げながらのゴルフじゃ通用しないことが先週、今週と分かった」。苦々しい思い出は、いつか再び好結果として表れる。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)

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