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「パーマーを目指して頑張りたい」松山英樹が公式記者会見

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 事前情報(30日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7266yd(パー71)

サンディエゴ(カリフォルニア州)での試合を終えて、松山英樹は陸路約6時間をかけて日曜夜にフェニックス(アリゾナ州)入り。月曜日は練習にあて、火曜日にイン9ホールをラウンドして、2連覇中の慣れ親しんだコースの感触を確かめた。

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同日午後に公式記者会見へと招かれた松山は「2年連続ここで勝てたことはすごく記憶に残っているし、今年も勝てたらうれしい。ここで3年続けて勝てれば、アーノルド・パーマーさん(1962年~64年)以来となるので、それを目指して頑張りたい」と意気込みを語った。

予選ラウンドは過去2大会でそれぞれプレーオフを戦ったリッキー・ファウラーウェブ・シンプソンと同組。「3人で良いプレーをして、最終日のバックナインで良い争いができたらいい」と、日曜日の午後を見据えた。

初出場の2014年以降、4位、2位、優勝、優勝。コースのイメージの良さは「特にないです」と否定したが、これまでの16ラウンドで一度もオーバーパーはなく、13年以降の決勝ラウンドでの合計は32アンダーと全体1位を記録している。スタッツを見ると、昨年大会のストロークゲインド(スコアへの貢献率)の99.6%がティからグリーンまで(ティショット、グリーンに向けたショット、アプローチなど)で、パッティングはわずかに0.4%だった。

今年はまだショットが不安定ながら、「ショートゲームが良い感じなので、それを強みにしたい」と松山は言う。標高380mを超えるスコッツデールは球が飛ぶことも顕著で、昨年大会の全選手の平均飛距離はツアー1位で唯一の300yd超えを記録した。好条件の中、気持ち良くショットを打ち続けることができれば、3連覇の可能性も高まってくるだろう。

会見では海外の女性記者から「最近、私生活で変わったことはありますか?聞かないと教えてくれないので」と質問され、「たぶん、何もないです」と苦笑い。パーマーの記録に並ぶ意義については「アメリカに来て、(パーマーは)社会貢献もしているし、偉大さが分かった。もしここで3連覇できたら、自分もそうやって成長していかないといけないのかなというのはある」と語った。(アリゾナ州スコッツデール/今岡涼太)

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