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復帰のウッズ「自分の位置を知りたい」 松山英樹とも再会

◇米国男子(ツアー外競技)◇ヒーローワールドチャレンジ 事前情報(28日)◇アルバニーGC(バハマ)◇7302yd(パー72)

腰痛などの故障で戦列を離れていたタイガー・ウッズは30日(木)開幕のツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」で今年2月以来の復帰を果たす。前週末からバハマに入り、精力的に練習を続けている。28日(火)にはコース入りしたディフェンディングチャンピオンの松山英樹とも再会した。

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この日午前、大会前の公式会見に出席したウッズは「長いこと友人とも楽しくプレーすることができなかった。競技もあまりに久しぶりだ」と約9カ月ぶりのティオフを心待ちにした。前年大会で1年3カ月ぶりに復帰したが、年明けに参戦した今年2月の欧州ツアー「ドバイデザートクラシック」で途中棄権してから再度離脱。「去年はまだわずかな痛みに苦しんでいた。今振り返ってみると、動きもスローモーションのように遅かった。自分の体のことが分かっていなかった」と、前回の復帰が時期尚早だったことを認めた。

4月にキャリアで4度目となる腰の手術を受け、痛みで座ることすらできない時期もあった。「ベッドから起き上がる時に、もうゴルフクラブを松葉杖のように使わなくていい。それが何よりうれしい」という。今は家族との日常生活に身体的な支障がないことを喜ぶ。

「今回の4ラウンドを通じて、自分の今の状態を知ることが楽しみ。この体についてもまだ学ばなければいけない。しっかり戦い抜いて、サンデーバックナインで勝つチャンスのあるポジションにいたい」と意気込んだ。

午後に入ると、コースに姿を見せた松山と再会した。9月の米国選抜と世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」では副キャプテンと選手という敵同士の立場だったが、アプローチ練習場であいさつに出向いた松山を笑顔で迎えた。

ウッズはその後、リッキー・ファウラージャスティン・トーマスの練習ラウンドに自ら入って一緒に9ホールをプレー。ラウンドの終わり際、カートで18番グリーン脇を通りかかったパトリック・リードが「まだ火曜日だから、一生懸命になりすぎないでよ! もう年なんだから」と冗談めかして言うと、「もう年だって!?」と威勢よく言い返していた。(バハマ・アルバニー/桂川洋一)

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