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「良いところない」松山英樹はノーバーディ ショットもパットも精彩欠く

◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 初日(24日)◇グレンオークスクラブ(ニューヨーク州)◇7346 yd(パー70)

年間王者を決めるプレーオフ初戦が開幕し、フェデックスカップランク1位の松山英樹は4オーバーの102位と出遅れた。第1ラウンドの順位で今季のワースト。2月の「ジェネシスオープン」第2ラウンド以来のバーディ以下なしに終わり、「良いところがなかった」と表情を曇らせた。

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出だしの10番から2ホール連続で5m以内のバーディトライを外すと、早々に流れが停滞した。ショット、パットともに精彩を欠いて、ピンチを招いた。1打目が粘り気のある深いラフにハマった13番では、4打目のアプローチを何とか寄せてパーでしのいだ。折り返しの18番で4mのパーパットを沈めて、前半のホールをすべてパーとすると、安堵の表情を浮かべた。

後半は、ボールの転がりを邪魔するポアナ芝の点在するグリーン上でスコアを落とした。この日初めてのボギーを喫した直後の5番で2mのチャンスをわずかに右に外すと、6番(パー3)では返しのパーパットがカップをなめて3パット。続く7番でもカップに蹴られてボギーとし、後退した。

直近2試合で使ったマレット型からピン型のパターにスイッチしたが、計33パットを要し、「(芝は)どうなんでしょう。入っていないし、わからない」とため息をついた。

前日のプロアマ戦を途中棄権した臀部(でんぶ)付近の張りは「だいぶ良くなった」とした。初開催の会場で事前に1ラウンドしかできず、不安があったのも事実。決して狭くないフェアウェイをとらえたのは7回と50%で、全体107位。2打目以降も「ついていない」と振り返った通り、ショットでもリズムを作れず、フラストレーションのたまる1日になった。

カットラインの1オーバーを見上げる展開になったが、「まだ(バーディを)1個も獲っていないので、1個くらい獲れるように頑張ります」と松山。「気分が向いたら(練習を)やりますよ」と話したが、すぐに練習場に向かいショット、パットの確認を約3時間続けた。(ニューヨーク州オールド・ウェストバリー/林洋平)

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