3イーグルのブランデン・グレースが首位発進
2017年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 場所:ロイヤルバークデールGC(イングランド)
「何が起きているの?」歴史を塗り替えたブランデン・グレースの『62』
◇海外メジャー◇全英オープン 3日目(22日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7156yd(パー70)
風の穏やかなコンディションにも助けられ、ブランデン・グレース(南アフリカ)が8バーディ、ノーボギーの8アンダー「62」を記録した。メジャー大会で誰1人として記録したことのなかった最少ストロークで、歴史の新たな1ページを切り拓いた。
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1973年「全米オープン」のジョニー・ミラーから始まって、今年の全米オープンのジャスティン・トーマスまで、これまでメジャー大会での最少スコアは「63」。31人が記録していた。あまりにも有名な「63」という記録だが、グレースは「何が起きているのか分からなかった」と打ち明けた。
「ホールからホールへと、ゾーンに入ってプレーしていた。もちろん良いプレーをしていたのは分かっていたし、5アンダーで折り返したのは特別な気持ちだった。後半にいくつか伸ばせれば良いスコアになるとは思ったけど、62が史上最少とは知らなかった」
「18番で最も大切だったことは、ボギーをたたかないこと。60~90センチほどのパットを沈めると、(キャディの)ザックが近づいて来て“歴史に名を刻んだよ”と言ったんだ。自分は“何を言っているんだ?”という感じだった」。
グレースは最終日、松山英樹とともに最終組の3組前をプレーする。(英国サウスポート/今岡涼太)
<ブランデン・グレースの歴史的な18ホール>
1(448yd/パー4):バーディ:1W、127ydをGW(Gap Wedge)で16feet
2(422yd/パー4):パー:1W、130ydをGWで載せて2パット
3(451yd/パー4):パー:1W、158ydを9Iで8feet
4(199yd/パー3):バーディ:176ydを8Iで35feet
5(346yd/パー4):バーディ:1Wで283ydを1オン。25feetから2パット
6(499yd/パー4):パー:1W、218ydを3Iで載せて2パット
7(177yd/パー3):パー:151ydを7Iで載せて2パット
8(458yd/パー4):バーディ:1W、158ydを9Iで25feet
9(416yd/パー4):バーディ:1W、129ydをGWで12feet
10(402yd/パー4):パー:5I、161ydを9Iで載せて2パット
11(436yd/パー4):パー:1W、173ydを7Iで載せて2パット
12(183yd/パー3):パー:184ydを6Iで載せて15feetから2パット
13(499yd/パー4):パー:1W、180ydを載せて2パット
14(200yd/パー3):バーディ:164ydを9Iで34feet
15(542yd/パー5):パー:1W、210ydを2Iでグリーン左手前。7feetに寄せる
16(438yd/パー4):バーディ:1W、142ydを9Iで28feet
17(567yd/パー5):バーディ:1W、239ydを3Iで載せて26feetから2パット
18(473yd/パー4):パー:1W、165ydをPWでグリーン奧。2パット