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2017年 全米オープン
期間:06/15〜06/18 場所:エリンヒルズ(ウィスコンシン州)

卒業式と全米オープンがバッティング ミケルソンに奇跡は起きるか?

長女アマンダさんの高校卒業式への出席を優先して、「全米オープン」欠場の意図を明かしたフィル・ミケルソン。だが、この日発表された予選ラウンドのペアリングには、ミケルソンの名前が残されていた。出場できるとすれば、いったいどんなシナリオが考えられるのだろうか?

アマンダさんが通うのは、カリフォルニア州カールスバッドにあるパシフィックリッジスクール。卒業式は全米オープン初日と同じ15日(木)の午前10時に予定されている。

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大会初日のミケルソンのティタイムは、午後2時20分(中部時間)。西海岸との時差は2時間で、同時刻はカリフォルニアでは午後0時20分ということになる。

米ゴルフダイジェスト誌によると、ミケルソンは正午にはカールスバッドからプライベートジェットでエリンヒルズ(ウィスコンシン州)に向けて飛び立つ予定だという。目的地までの飛行時間は3時間(±45分)。風向きによって時間は変わるが、「全米オープン」がオンタイムで進行していれば、まずティタイムには間に合わない。

起こりうる事態としては、大会の進行が悪天候で遅れること。現時点では、水曜日に雷雨の可能性があるという予報だが、状況は刻々と変化しており、雷雨の発生が木曜日までずれ込むことも考えられる。ミケルソンが着陸する予定の空港は、コースから15分の距離にあり、3時間ほどの中断があればスタートに間に合うことも考えられる。

13年には、同じくアマンダさんの中学の卒業式のために、大会初日の朝に現地入りしたこともある。キャリアグランドスラムへ「全米オープン」のタイトルだけが欠けているミケルソンだが、優先順位としては卒業式の方が上。果たして、奇跡は起きるのか?

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