初代王者にダスティン・ジョンソン 宮里優作は22位
悲劇の転落から1カ月 傷心のDJが再出発
◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 事前情報(3日)◇イーグルポイントGC(ノースカロライナ州)◇7471yd(パー72)
大本命で迎えた4月の「マスターズ」の開幕前日に階段から転落。腰を強打して欠場を余儀なくされた世界ランク1位のダスティン・ジョンソンは、事故から1カ月ぶりにツアー復帰を果たす。
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ケガ前の最後の試合となった3月末の「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」で、出場試合3連勝とWGC(世界ゴルフ選手権)2連勝を達成した。オーガスタの主役はDJ―。そんな声がささやかれた中、開幕直前に起きた悲劇でマスターズ初制覇の夢は散った。
3週間は体に痛みが残った。MRI検査も受け、「問題はなかったけど、アザが本当にひどかった」というほど強い打ち身だった。先月28日(金)に練習を再開し、「十分な練習時間は取れなかったけど、体はもう大丈夫。ボールを打ったときでも痛みを感じなくなった」と話した。
体の痛みは取れても、心の傷は簡単には癒えない。「僕は(マスターズ前)絶好調だった。キャリアの全盛でオーガスタを迎えられるはずだったし、絶対にそうだったと思う」と静かに振り返った。
それでも世界1位への期待は高まる。出場試合4連勝を達成すれば2008年のタイガー・ウッズ以来の快挙になる。絶望の淵からの再出発。「やっぱり(ツアーに)戻って来られて、うれしいよ」としっかりうなずいた。(ノースカロライナ州ウィルミントン/林洋平)
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