松山英樹は5位で最終日へ ウッズ後退、C.ホフマン首位
2017年 マスターズ
期間:04/06〜04/09 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
グリーンキャップにグリーンジャケット?ホフマンがメジャー初勝利へ首位発進
◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(6日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)
アンダーパーで初日を終えたのはわずか11人。平均ストローク「74.98」は、ザック・ジョンソンが優勝した2007年大会(76.19)以来、第1ラウンドとしてはここ10年でワーストの数字になった。ほぼ常時10m/sの風が吹き荒れ、気温は15℃前後という寒さが身を襲うコンディションだったからこそ、単独首位に立つチャーリー・ホフマンの「65」(7アンダー)は衝撃的なスコアだった。
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ホフマンは日本の池田勇太と予選同組でプレー。イーブンパーで迎えた8番(パー5)から面白いようにスコアを伸ばした。14番からの4連続などで一気に2位のウィリアム・マクガートに4打差。廃棄物処理会社のウェイストマネジメントと長年契約し、会社のカラーでもあるトレードマークのグリーンのキャップが、オーガスタナショナルにはピッタリ。米ツアー通算4勝の40歳が、メジャー初制覇へ好発進を決めた。
2016―17年シーズンは開幕戦からの5試合で4回予選落ち。2月の「ジェネシスオープン」直前、不振脱出のきっかけを探るため、ゴルフ仲間に相談したところ「自分を信じること」を心掛けるようにした。「僕自身が信じてやれないで、誰が信じるものか」。同大会でいきなり4位フィニッシュ。3月「アーノルド・パーマー招待」で2位に入って、マスターズに乗り込んだ。
「オーガスタナショナルでのメジャーで、リードして眠りにつくなんて簡単なことじゃないよ」と、まだ54ホールある長い戦いを前にして笑顔。独走は続くだろうか。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)