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松山英樹、半年ぶりのトリプルボギーも踏ん張って46位

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 初日(16日)◇ベイヒルC&ロッジ(フロリダ州)◇7419yd(パー72)

中盤でトリプルボギーを叩きながら、その後は耐えて1つもスコアを落とさなかった。松山英樹は大会初日を3バーディ、1ボギー1トリプルボギーの1オーバー「73」でプレーして46位。「もっと崩れてもおかしくない内容だった。よく踏ん張れたかなと思う」と不本意な内容も、まずまずのスコアでまとめた1日を振り返った。

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初日のスタートは8時11分。日の出は7時35分。投光器に照らされた練習場で、松山はネックウォーマーを首に巻いてウォームアップを続けていた。冷たい北風が吹き付けて、気温は5度にも届かない。「これくらいの寒さはあるけど、ただフロリダっていう意味ではないと思う」と苦笑する環境で、ラウンドは始まった。

スタートホールの10番で3.5mを沈めてバーディ発進。だが、続く11番は1.5mがカップに蹴られて3パットのボギーとした。16番(パー5)はグリーン右手前のラフからロブショットで1mへつけてバーディとした。痛恨だったのは、3オン3パットの「6」とした17番(パー3)。4Iショットをグリーン右手前の池に入れると、80センチのダボパットも決まらない。昨年9月の最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」第3ラウンド以来、約半年ぶりとなるトリプルボギーを記録した。

「暴れていた」というショットだが、後半アウトに入り、気温の上昇とともにその精度は戻ってきた。フェアウェイを外したのは9番だけで、パーオンを逃した3ホール(1番、2番、9番)でも、最長4mをねじ込んでパーを守った。それでも、「(ショットは)良くなったり、悪くなったりの繰り返し。なにかを気を付けなきゃいけない状況が続いている。もうちょっとチェックポイントが少なくなれば・・・」と、苦しい内情に息を吐いた。

一方で、「3パットが2回あるし、良いとはいえないけど、メキシコやジェネシスに比べれば良くなっている」というのはパッティング。この日のストロークゲインドパッティング(パットのスコア貢献率)は「1.742(18位)」と貢献方向のプラス数値を示していた。

ホールアウト後は入念に約1時間ショートゲームを確認すると、ショット練習は行わずに帰途についた。午後スタートの明日までに、立て直す時間はまだたっぷりとあるはずだ。(フロリダ州オーランド/今岡涼太)

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