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魅力ある岩田寛は暫定42位 3日目は24ホールの長丁場

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 2日目(10日)◇ぺブルビーチGL(6816yd、パー72)、スパイグラスヒルGC(6953yd、パー72)、モントレーペニンシュラCC(6958yd、パー71=すべてカリフォルニア州)

岩田寛はイーブンパーの38位から出た第2ラウンドでペブルビーチGLを回り、12ホールを終えた段階で濃霧によるサスペンデッドに入り、プレーを翌日に持ち越した。3バーディ、2ボギーとひとつスコアを伸ばし、暫定42位タイとしている。

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早朝からの雨と霧で当初の予定よりも2時間以上遅れて迎えたスタート。岩田は出だしの10番でいきなり12mのロングパットを決めてバーディで滑り出し、その後2連続ボギー。直後の13番で奥から2mのバーディチャンスを活かす、慌ただしいスコア展開となった。

霧、雨、風と厳しいコンディションの中、ウェッジでのショットも思うようにいかず、頭を抱えてばかり。晴れ間がのぞいた折り返しの18番(パー5)も、チャンスを作れずフィニッシュの後に嘆きのため息を連発した。

それでも不思議と一緒にプレーする人を惹きつけるのは人柄からだろうか。この日、3ホールを終えた直後、霧で約10分間の中断に入った時、ある男性が岩田のもとに近づいた。1年前に同大会で一緒にプレーしたジョン・ロンカさん。ことしは18番ホールでボランティアスタッフをしているが、休憩時間中に応援に駆け付け、サインをもらいにやってきた。

後半2番(パー5)、グリーン左のOBラインすれすれの位置からの3打目。40ydのアプローチをピンそば2mにつけてバーディを奪うと、同伴のアマチュアとキャディの方が大喜び。岩田の肩を両手で抱えて盛り立てていた。

好天が見込まれる3日目は午前7時30分の再開後に残りの6ホール(4番から)をプレーしたあと、モントレーペニンシュラCCで第3ラウンドをプレー。長丁場の一日を乗り越えて、決勝ラウンドが行われるペブルビーチGLに戻りたい。(カリフォルニア州ペブルビーチ/桂川洋一)

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