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2017年 SBSトーナメントofチャンピオンズ
期間:01/05〜01/08 場所:プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)

スピースが“あの12番”で悪魔払い 新年初戦を晴れ晴れ出場

◇米国男子◇SBSトーナメントofチャンピオンズ 事前情報(4日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)

前年覇者で世界ランク5位のジョーダン・スピースが開幕前日の4日、公式会見に出席した。昨年は後続に8打差をつける圧勝。初出場の14年大会も2位で終えるなど好相性の舞台に向けて、「2回の成功の記憶があるコースに戻ってこられて嬉しい。今年も同じ展開に持ち込みたいね」と意気込んだ。

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また、会見では“あのうっ憤”を晴らしたことを話し出した。それは、2016年の「マスターズ」だ。後続に5打差をつける単独首位でサンデーバックナインに入ったスピースは、名物ホールのパー3、12番ホールで悪夢を見た。1打目を手前の池に入れると、ドロップゾーンから打ち直した80ydの3打目も再び池へ。7打を叩いて首位から陥落し、「しばらく尾を引くと思う」と肩を落とした姿は今も記憶に新しい。この大崩れによりマスターズ連覇を逃した。

4月以来、8カ月ぶりとなる昨年12月にオーガスタをラウンドしたスピース。12番ティに立ったときには「神経質になっていた」というが、8Iで放った1打目をピンまで4.5mに付けると、バーディパットは最後の一転がりでカップに転がり落ちた。「悪魔が去ったかのように、手を上げて喜んだよ」。

翌日のラウンドでも悪魔払いは続いた。今度は9Iで、グリーン左サイドに切られたピンそば1m弱にナイスオン。2日連続でバーディを奪った。ラウンド後に、エースキャディのマイケル・グレラー氏にさっそく電話で報告。「マイケル、君に耳よりな情報があるよ。12番でバーディを獲ったんだ。最高だよ!」。長く心の中でくすぶり続けたうっ憤を晴らし、気分良く2017年の初戦を迎える。(ハワイ州カパルア/塚田達也)

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