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キム・キョンテが米ツアー入れ替え戦“出場圏内”に

オハイオ州で行われた「WGCブリヂストン招待」で、キム・キョンテ(韓国)が通算3オーバーで21位タイに入った。最終日はパッティングに苦しみながらも「72」(パー70)でフィニッシュ。9月に始まる米ツアーの来季出場権を争う全4試合の入れ替え戦、ウェブドットコムツアーファイナルズへの出場に大きく前進した。

2012年以来4年ぶり3回目の出場となった大会で、キムは初日4オーバーから盛り返し。「そんなに調子は良くなかったんですけど、(予選落ちした)全米オープンよりは良くなった。前半はパターが全然入らなかったけれど、後半は頑張ってスコアを戻した。一応良い感じで終われました」と自らの出来に及第点を付けた。

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昨年度の日本ツアー賞金王は、今大会でフェデックスカップポイント48ptを加算し、118ptに積み上げた(ツアーメンバーではないため、ランキングには反映されない)。8月のレギュラーツアー最終戦「ウィンダム選手権」終了時点で、ランキング200位相当以上のポイントがあれば、4試合にわたる入れ替え戦への出場権を得られる。昨年実績で200位の選手は103pt、一昨年は79ptで、キムはこのラインをクリアした。

もちろん油断は出来ないが、14日(木)開幕の「全英オープン」参戦の翌週は、米ツアー「RBCカナディアンオープン」に推薦出場する予定。その翌週には「全米プロゴルフ選手権」も控えており、3連戦でさらにポイントを積み上げたいところだ。

日本ツアーで今季もすでに3勝を挙げ、米ツアー再挑戦を心に決めている。「4月から頑張ってきた。選手って、誰でも調子が良いとき、悪いときがあると思う。いま自分は、ちょうど悪い時期。じっくり待つしかないですよね。『行け、行け』ってやっても、良いことがない。自分はそれを何回も経験してきた。入れ替え戦の4試合のときに、また調子が上がって欲しい」

カナダでは、昨年まさにツアーメンバー外から、入れ替え戦を経て米ツアーに辿り着いた岩田寛との再会が楽しみ。米ツアーの扉を開けるか。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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