スピースが地元テキサス初Vへ首位浮上 岩田は56位
2016年 ディーン&デルーカ招待
期間:05/26〜05/29 場所:コロニアルCC(テキサス州)
最終組のスピースとパーマー どっちがより地元?
テキサス州ダラス出身のジョーダン・スピースにとっては、まさにホームでの2連戦。前週の「AT&Tバイロンネルソン選手権」の会場(ダラス)から、車で1時間も掛からないコロニアルCC(フォートワース)で開催されている「ディーン&デルーカ招待」で、スピースは再びテキサス初優勝のチャンスをつかんだ。
「もし明日勝てなかったらがっかりだ。2週続けてこの位置(最終組)にいるし、先週の日曜日は自分にとってつらい日だった」と、通算12アンダーで単独首位に立つスピースは視線を上げた。昨年の今大会での2位を含め、テキサス州では計3度の2位が最高。まだ、PGAツアー優勝の喜びを地元で味わったことはない。
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「すべてにおいて、調子はいい」とスピースは言う。「基本に忠実に、姿勢をキープしてセットアップを丁寧に、今週はずっと良いショットを打てているという自信を持って、スイングする。願わくは、パターがこれまで通りホットであってくれたら」と、力強い言葉で意気込みを語った。
スピースに対抗するように「地理的には彼(スピース)のホームとは言えるけど、ここは僕のホームコースなんだ。明日は信じられないくらい熱狂的な日になるだろう」と語るのは、1打差で追い掛けるライアン・パーマーだ。
コロニアルCCのメンバーであるパーマーは、スピースが最も練習ラウンドをともにする相手でもある。普段はキャディを含めてゲームをしながらラウンドするというが、「明日はできないね」とパーマーは残念そう。「だって普段、僕たちがするゲームは、自分たちがパットをミスしたら次はキャディがパットをするから」と笑った。
ホールアウト時点では「最後の(バーディ)パットを外して本当にがっかりだ。あれを入れて、ホームコースで、自分の家族や友達、メンバーたちの前でジョーダンと最終組でやりたかったんだが…」と悔しがった。だが、最終組で回ったウェブ・シンプソンが最終ホールをボギーとして、パーマーとスピースが最終組で回ることが決定した。
テキサス州出身の地元対決。日曜日の最終組は2人への応援合戦も見物だろう。(テキサス州フォートワース/今岡涼太)