バーンズがツアー初勝利に王手 岩田寛は予選落ち
2016年 バレロテキサスオープン
期間:04/21〜04/24 場所:TPCサンアントニオ(テキサス州)
2週連続優勝争い…ドナルド復調の理由はパターの変更?
テキサス州のTPCサンアントニオで行われている「バレロテキサスオープン」3日目。ルーク・ドナルド(イングランド)が「68」で回り、前週に続いて4年ぶりの米ツアー優勝のチャンスをつかんだ。最終日を前に通算9アンダーの3位タイ。「きょうは後半に無駄のないゴルフができた。スロースタートになったけれど(6番以降)5つバーディを決めて、一度もスコアを落とさなかったわけだから」と手応えを感じながら、単独首位のリッキー・バーンズとの差2ストロークを追う。
1週間前の「RBCヘリテージ」では単独首位で迎えた最終日に逆転負け。元世界ナンバーワンプレーヤーは、惜敗の味もすぐに前向きな材料に変えた。「また勝つチャンスが出てきた。ここでプレーするのが普段頑張る理由だね。先週は優勝争いに加わって、プレッシャーを感じながらプレーすることに大きな意味があった。今シーズンはいいプレーができると自信になったよ」
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2週続けての優勝争い。復調の理由のひとつがパターのわずかな調整にあるという。お馴染みのオデッセイの“ツノ型”モデル「#7」は、かつての名手ドナルドが使用したことから爆発的な人気が出た。ヘッド形状こそ同じだが、前週新たに握ったオデッセイ ワークス VERSA パター #7HCSはシャフトがヘッドのセンターポジションに挿入されている。これまで使用していた物はヒール側に刺さっていた。「ボールを見下ろしたときの見え方が違うんだ」と好感触を口にした。
ドナルドの最後の優勝は2013年の日本ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」。欧米ツアーでは「BMW PGA選手権」(欧州)、「トランジションズ選手権」(米国)を制した12年シーズン以来、タイトルから見放されている。(テキサス州サンアントニオ/桂川洋一)