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「ミスの幅が…」岩田寛、60位終戦に深いため息

プエルトリコのココビーチゴルフ&CCで行われた「プエルトリコオープン」最終日。2オーバーの65位タイから出た岩田寛は3バーディ、2ボギーの「71」で回り、通算1オーバーの60位タイで4日間の戦いを終えた。

3日目の後退で、岩田に与えられた最終日のスタートはトップから3番目の午前7時40分過ぎ。風も穏やかだが、会場の雰囲気も穏やか過ぎる。最終組がプレーを開始する約5時間前ではギャラリーは数えるほど。重圧や刺激とは無縁のラウンドに「きょうはまったく参考にならないです。ノンプレッシャーですから全然違いますよ。手ごたえは一切ないです」と肩を落とした。

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出だしの1番で3パットボギー。すぐに2番(パー5)でバーディを取り返した。この日は特にアイアンショットでフィニッシュが決まらない。7番でグリーン右ラフからロブショットを見せてチップインバーディとしたが、勢いづかなかった。

13番ではフェアウェイからの2打目を放つなり、バッグからウェッジを抜き取って歩き出したが、ボールはピン右3mのチャンスにピタリ…。感触と結果とのギャップが埋まらない。グリーンに上がるときの顔は、自然と苦笑いになった。

最終18番の2打目がグリーン左サイドのスポンサーテントの下に入り、無罰で救済を受けたあとのアプローチをピンそば1m強に寄せて、バーディフィニッシュ。初日以来のアンダーパーで順位を上げて終えたが「もう、ガッカリ…。ミスの幅がすごすぎてイヤです。テンションは低いままですね。調子が良くならないんで」と深い、深いため息をついた。

「気持ちは切り替わってはいます」。次週は「シェルヒューストンオープン」に出場。初訪問のプエルトリコでの戦いは失意の結果に終わったが、フェデックスカップポイントを8ポイント獲得した。(プエルトリコ・リオグランデ/桂川洋一)

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