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パー5はすべてボギー 岩田寛「何をやってもうまくいかない」

ココビーチゴルフ&CCで行われている米国男子ツアー「プエルトリコオープン」3日目。2アンダーの40位タイから出た岩田寛は2バーディ、6ボギーの「76」と崩れ、通算2オーバーの65位タイと順位を下げた。

「悪かった。何をやってもうまくいかないです」。ホールアウト後、失意の岩田がしぼり出した言葉だった。ビッグスコアで上位進出を図りたかったムービングデー。3日間で最も激しかった風は、スタート時刻を問わずに選手たちの壁になった。

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岩田は序盤2番(パー5)でフェアウェイバンカーからの第2打をUTでバンカーのあごに当てるミスからボギーが先行。5番(パー5)ではセカンドで“直ドラ”にチャレンジしたが、グリーン右手前からのショートゲームが振るわず、2つ目のボギーを叩いた。

7番で3mのチャンスを生かして初バーディを決めたが、その後は防戦一方。厳しい天候のもとでのプレーらしく、各組2人ずつのラウンドながら、12番のティグラウンドなどで前の組が詰まるシーンも多発した。

高いレベルでキープするのが難しくなった集中力。岩田も、短縮されたルーティンから放つショットがあり、グリーン上ではラインを読む時間が前日までに比べて短くなった。

4つあるパー5をすべてボギー。いずれもパーオンを逃していては、上位進出は望むべくもない。米国本土に戻る次週へと続く手ごたえは、最終日の奮闘にかかっている。(プエルトリコ・リオグランデ/桂川洋一)

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