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岩田寛 人生初の“完全オフ”から得るもの

強い日差しを浴びた練習ラウンドも終わりに差し掛かった頃、岩田寛はグリーン脇で立ち止まり、興味深そうに斜め上に視線をやっていた。命綱なしでヤシの木にのぼり、いかついサーベルで実と枝を刈り取る現地の男性スタッフたち。サポートメンバーたちとの談笑も自ずと弾む。米国男子ツアー「プエルトリコオープン」開幕2日前の22日(火)、岩田はそんなリラックスムードでコースチェックを終えた。

出場権を得られなかった前週はオープンウィーク。2週前の「バルスパー選手権」を33位で終えた直後、アクシデントに襲われた。フロリダ州マイアミでの調整を予定していたが、14日(月)のトレーニング中、背中を鍛えるメニューに取り組んだ際、ぎっくり腰のような痛みに襲われた。

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「骨が折れたかと思った。あ!っと思ったら夜には歩けなくなって」。パターの構えすらできない。痛みは日を追うごとに引いたが、それからは一度もクラブを握らず、部屋から出るのも夕食時だけ。練習を再開したのはプエルトリコに入った翌日の20日(日)だった。

だがこの静かな6日間に、岩田には想いを寄せるところがある。マイアミの宿舎には、ゴルフ中継の放送がなかった。日本にいた頃から試合の様子をテレビで観るのが日課といえるほどだが「何もゴルフの情報がなかったんですよね…クラブも触っていないどころか、見てもいない」。10年前に喉の痛みで1週間入院したときも、日本ツアーの中継をテレビ観戦していただけに「そんなことはゴルフ人生で初めてだった」という。

多くの人が彼のことを“練習の虫”と表現する。その岩田が「日曜日にクラブを久々に握って、握らないことも大事なのかなと思った」そうだ。

「僕は練習をしているときにすぐに悩んじゃう。シンプルにいかない。でも6日間握らないことでよりシンプルに考えられるようになった。(昨夏)アメリカでウェブドットコムツアーファイナルズ(入れ替え戦)の4試合に出られると決まってから、“張り詰めすぎている”のかな…とクラブを握らずに思った」

着実にフェデックスカップポイントも積み重ね、現在のランキング99位としてはいるが、復調しないショットに不満を垂れ流す試合が続いてきた。「今週、これからのトーナメントに向けていいきっかけになれば」。初体験の6日間も、怪我の功名とすべく顔を上げた。(プエルトリコ・リオグランデ/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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