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2015年 ツアー選手権byコカ・コーラ
期間:09/24〜09/27 イーストレイクGC(ジョージア州)

途切れない集中力 松山は10位で今季最終ラウンドへ

米国男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」3日目、1オーバーの12位から出た松山英樹は、3バーディ、2ボギーの「69」(パー70)で回り通算イーブンパーでホールアウト。悪コンディションの中、丁寧に1ホールずつ消化して、順位を10位へとわずかに上げた。

米国に“秋の長雨”という言葉があるのかは定かでないが、ここジョージア州アトランタにあるイーストレイクGCで、土曜朝までの48時間に降り注いだ雨量は約55mm。大会3日目はフェアウェイにある球を拾い上げて拭くことができる“リフト&クリーン”が適用された。

コースの厳しさを端的に示していたのが5番ホールだ。520ydでパー4のこのホールで、松山は1Wのティショットをフェアウェイに置き、2打目に3Wを振り抜いたが、それでもまだピンまで46ydを残したフェアウェイの上。ジョーダン・スピースに言わせると「チェンバーズベイ(全米オープン)のパー4でやった18番よりもひどい」というセッティングで、結局この日、このホールでは1つのバーディも生まれなかった。

それでも、グリーン上の球の転がりはスムーズだった。「(昨日までと)全然、変わっていない」と松山は言う。1番でピン上から4.5mのパーパットをジャストタッチで流し込み、3番で6m、6番で7.5mのバーディパットを沈めていった。

「トップも2アンダーくらいしか出ていない(最終的には「67」がベストスコア)。難しい中でも崩れないプレーができて良かった」

1つのパーが、ときにバーディと同じような価値を持つ。ティショットを右の林へ打ち込んだ8番。前方の木を避けて、7Iで松葉の上から大きなフェードボールでグリーンを狙った2打目は、わずかに曲がりきらずに手前のバンカーにつかまった。水に濡れて重くなったバンカーショットは2mショートしたが、このパットを沈めてパーをセーブした。

12番でも、3Wでのティショットが右サイドのクロスバンカーふちにあるラフで止まり、つま先下がりから打った2打目はグリーン手前のバンカーへ。そこから1.5mに寄せてパーとした。

積み重ねてきた我慢を打ち砕くかのようなミスが起きたのは、13番だ。バンカーからうまく寄せた、わずか80cmのパーパットがカップをくるりと回って外れてしまう。思わず、口元を手で覆った松山。ラインを何度か見返したが、動揺は隠せなかった。

だが、次の14番ティへと続くぬかるんだ芝の道で、そのショックも、怒りもあっという間に消え失せていた。前方に父親に手を引かれて歩いていた小さな女の子のギャラリーを見つけると、松山はその子にホールアウトしたばかりの球をプレゼント。痛恨のミスとなった球は、お父さんに頭をなでられて喜ぶ女の子の宝物に変わっていた。

明日が2014-15年シーズンを締めくくる最後のラウンドになるとはいえ、特別なことはなにもない。「今年の締めくくりって感じはしないけど…。しっかり一打一打、集中してやっていけたらいいと思う」。それこそが、毎日積み重ねてきた日常だ。(ジョージア州アトランタ/今岡涼太)

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