松山英樹が19年初戦へ アマチュア・金谷拓実は米ツアーデビュー
終盤の連続バーディでアンダーパー 松山「納得はしていない」
ジョージア州にあるイーストレイクGCで開幕した米国男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」の初日、松山英樹は5バーディ、4ボギーの「69」(パー70)。終盤の2連続バーディで1アンダーに踏みとどまり、首位と6打差の11位タイで初日を終えた。
「内容に納得はしていない」と松山の言葉は険しい。硬いグリーンを攻略するために、確実にフェアウェイキープをしたいところだったが、この日のフェアウェイキープ率は50%にとどまった。5番では右サイドのラフを渡り歩き、最後は2mを沈めてかろうじてボギーとした。楽な戦いでなかったことは、スコアカードにも表れていた。
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3番、8番、12番でバーディを奪う一方で、5番、10番、13番、14番でボギーが出て、スコアはイーブンパーを行き来した。「(ショットは)良くなったり、悪くなったりを繰り返している。(パッティングストロークも)悪いところもあったけど、良いところもあった。バラバラですね」と自虐的に苦笑した。
それでも、残り4ホールとなった15番(パー5)で、2打目でグリーン左のラフまで運ぶと、続くバンカー越えのアプローチを1.2mにつけてバーディ奪取。直後の16番では、残り164ydの第2打を9Iで振り抜くと、ピン手前にキャリーした球は、ポンポンと跳ねてカップ手前20cmにぴたりとつくスーパーショット。イーグルこそ逃したが、タップインバーディとした。
この2つのバーディで1アンダーとし、「大きかった」と息を吐いた。「(調子の)悪い日が来ても、しっかりスコアが作れるようにやっていきたい」という言葉通りのプレーで、内容は悪くとも、初日のスコアとしては及第点。
松山は小さくうなずき「明日は、しっかりとキレないようにやっていきたい」と締めくくった。