練習日からプロアマ戦へとショットの精度は向上した松山英樹。大会も尻上がりに行けるか？

マサチューセッツ州にあるTPCボストンで行われる米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦「ドイツバンク選手権」に出場する松山英樹が、大会前日の木曜日、当地でプロアマ戦に出場した。

日差しは強くないのに最高気温は28度。風もなく、蒸し暑い中で18ホールをラウンドした松山は、前半17番（パー4）でイーグルを奪うなど、1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー「66」（パー71）。前日の練習ラウンドで散り気味だったショットは、フェアウェイ、そしてピンそばを捉える場面が増え、大会初日は良い流れで迎えることができそうだ。

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昨年の今大会は、フェデックスカップランク24位で迎えたが、今年は14位。予選ラウンドを同組でプレーする世界ランキング1位のロリー・マキロイ（北アイルランド）はフェデックスカップランクだと15位で、今季の米ツアー成績だけを比べれば上回っていることになる。昨季4回だったトップ10入りも今季は2倍の8回ある。

数字を見る限り、1年間苦しみながら、底上げしてきたことは間違いない。「優勝を目指さないと意味がない」と松山本人も話している通り、あとはツアー2勝目に手を届かせたいところ。シーズン最終戦までは、今週を含めて残り3試合だ。（マサチューセッツ州ノートン／今岡涼太）