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予選落ちの石川遼 来季シードの行方は最終戦へ

米国男子ツアー「バラクーダ選手権」2日目。28位からスタートした石川遼は1バーディ、2ボギーと落とし、ポイント(※)を加算できないまま通算8ポイントでホールアウト。カットラインに1ポイント届かない75位に沈み、来季シード争いへ強行中の8連戦目は予選落ちに終わった。

「この方式の中で、最低のプレーだった」。

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今大会で採用しているステーブルフォード形式は、バーディ『+2ポイント』に対してボギー『-1ポイント』の配分。通常のストローク形式よりもバーディがスコアに占める貢献値が高いだけに、わずか1バーディにとどまった展開に肩を落とした。

悔やまれるのは前半18番(パー5)。フェアウェイから210yd、4Iで打った2打目はグリーンを大きくショートし、右サイド手前にある池へと消えた。「打ち終わったあとにアゲンストの風を感じた。“獲りたい”という焦りだったんですかね…」。初日は2オンから価値あるイーグル(+5ポイント)を奪ったホールで、自ら停滞ムードを招くボギーを喫した。

前週「クイッケンローズ・ナショナル」で10位に入り、140位にいたフェデックスカップランクは当落線上の125位まで浮上。正念場の今週にシードを“当確”としたかった石川にとって、予選落ちは大きな痛手だ。

「先週よりも集中力が足りなかった気はする」と続けた石川。それは今週の開幕前、連戦を競う上でのポイントに挙げていたテーマの1つだ。「先週の張り詰めた中からの今週だったので、あまりピリッとしていないな、というのがあった」。首位発進とした初日から最終日まで、優勝争いの中で戦い続けた前週。かつて宮里藍も口にした、優勝争い翌週のメンタルコントロールの難しさを語った。

今週で優勝を逃した時点で、次週の「全米プロ」出場の可能性は消滅。約2カ月ぶりとなるオープンウィークで英気を養い、シード獲得のラストチャンスとなる2週間後のシーズン最終戦「ウィンダム選手権」にすべてをぶつける。(ネバダ州リノ/塚田達也)

(※)スコアに応じてポイントを配分する「ステーブルフォード形式」を採用
アルバトロス:+8、イーグル:+5、バーディ:+2、パー:0、ボギー:-1、ダブルボギー以下:-3

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2015年 バラクーダ選手権



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