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松山英樹、2日連続伸び悩み5打差も「まだチャンスある」

オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開催中の米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」3日目。9アンダーから出た松山英樹は、4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算10アンダーとして前日と同じ5位をキープした。最終日を前に、単独首位のジャスティン・ローズ(イングランド)とは5打差。「逆転するには大変な数字ですけど、自分のベストのプレーができればまだチャンスがある」と大会連覇に意欲を見せた。

傍から見れば、スコアを伸ばせず苦しそうに思える展開も、本人の心境は落ち着き払ったものだった。

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出だし1番から4m前後のチャンスを活かせず、5番(パー5)では2m強のバーディパットがカップの縁をクルリと一回転。スコアボードを見れば、周りは続々とアンダーを重ねていたが、「ボギーは打っていなかったので、全然焦ることはなかった」と松山。今季のトップ10入りの回数、7回はツアーで2位。上位で迎えるムービングデーの心持ちも、もう慣れたものだった。

6番でフェアウェイからの2打目をピンそば2mにつけて最初のバーディ。左のセミラフからの第2打がフライヤーでグリーンオーバーした9番から2連続ボギーを叩いたが、すぐに11番(パー5)でバーディを取り返した。2オンを狙ったアイアンショットが、右サイドにいたギャラリーの頭部を直撃するアクシデントに動揺しながらも、3打目をピンそば1.5mにピタリとつけて大歓声。負傷した男性も無事で、さらにその後1つスコアを伸ばして終えた。

昨年は2打差の3位で迎えた最終日に、プレーオフまで持ち込んで初優勝。今年はさらにハードルは高くなったが、闘志は煮えたぎったままだ。光明はショットの復調傾向にある。2日連続の「71」でも内容は異なり、前日7回しかなかったパーオン成功はこの日、12回に増えた。

「迷いながらアドレスに入らないようになれば、チャンスはあると思います」

1999年から3年連続優勝を遂げたタイガー・ウッズ以来の同大会連覇。望みはまだきっと残されている。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)

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