松山英樹が19年初戦へ アマチュア・金谷拓実は米ツアーデビュー
2015年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/04〜06/07 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
松山英樹のディフェンディング大会 石川遼に甦る1年前の記憶
米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」は4日(木)から、オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで行われる。石川遼は新しい帯同キャディ、佐藤賢和氏を伴ってコース入り。開幕2日前の2日(火)には午前8時過ぎから18ホールのコースチェックを行い、ティオフに備えた。
前週は「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」を欠場して、拠点のフロリダ州オーランドに帰って練習。疲労を考慮し、急きょオープンウィークとしてビッグトーナメントへの準備に勤しんだ。
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2年間“相棒”だったサイモン・クラーク氏から、キャディバッグを引き継いだ佐藤氏とのコンビは、米ツアーでは昨年の「ノーザントラストオープン」以来となる。「今まで3、4回担いでいただいて慣れている部分ある。佐藤さんとはグリーンでの読みがすごく合うので、そこも頼りにしています。2人で成長していきたい」と気持ちも新たにした。
松山英樹が初優勝を飾った前年大会の記憶はまだ鮮明だ。石川は予選ラウンドを48位で通過し、57位と低調に終わった。
「決勝ラウンドの2日間、自分が18ホールを回り終わった時に、(後続で優勝争いをした)英樹がハーフターンした感じだった。同じコースを回っても、時間が違うだけで雰囲気が全然違う」
米ツアー優勝、世界ランク、フェデックスカップポイントランクなど、数字が分ける立場の違い。同い年の戦友との差を、一番よく知っているのは石川本人に他ならない。「今の僕にああいうところでやっても、英樹のように余裕を持ったプレーをできるかはわからない。まずはああいうポジションでプレーをしたい」。謙虚に、経験を積み重ねる必要性を痛感する今日この頃。歯を食いしばって、背中を追いかけていく。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)