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原点回帰の途中…石川遼は苦手コースで攻めの姿勢を貫けるか

米国男子ツアー「クラウンプラザインビテーショナル」は21日(木)から4日間、テキサス州のコロニアルCCで行われる。日本勢で唯一出場の石川遼は開幕前日の20日(水)にプロアマ戦に出場。最終調整を施した。

「ザ・プレーヤーズ選手権」で今季最高の8位に入った直後、前週「ウェルズファーゴ選手権」で予選落ち。石川は疲労を実感したという。「体以上に頭が疲れていた。プレーヤーズで(パワーが)ゼロになったところから、次の試合の木曜日には50くらいに持って行かなくてはいけないところが、20くらいまでしか上がらなかった」

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念願の初出場を果たした“第5のメジャー(「ザ・プレーヤーズ-」)”での上位争いで、心身ともに疲弊。予選落ち翌日の土曜日(16日)には、前週のシャーロットから直接テキサス入りしたが、週末はリフレッシュに努めたという。

気持ちを入れ直して迎える今大会は、昨年までの過去3度の出場は予選落ち、70位タイ、予選落ちと望ましい結果は出ていない。7204yd(パー70)の18ホールで、ティグラウンドからグリーンがはっきりと望めるのは4つのパー3と、7番、10番くらいのもの。ドッグレッグのホールが連続し、ショットメーカーが歴代王者に並んでいる。

ただ、今の石川は、リスク承知のアグレッシブな攻めの姿勢を貫く考えだ。「ボギーを減らすことを最優先に考えてティに立つと、バーディの数が減ってくる。バーディが獲れるゴルフをコンスタントにやっていかなくてはいけない。ボギーを減らすゴルフは、それができてから。バーディを獲るゴルフが、まだ一時期しかできない、一週間しか続かない、グリーンが合わないとできない、というのが今の僕のレベル」と現状の自分を見つめている。

結果的に出入りが激しいスコアカードができあがっても、臆するつもりはない。

「1ラウンド平均で4バーディを獲ることが日本ではできていたが、アメリカではできていなかった。もちろんコースのレベルの差もあるかもしれないが、別の問題、(気持ちが)ディフェンシブになっていたところもあるはず」。かつてのスタイルを取り戻そうと必死だ。(テキサス州フォートワース/桂川洋一)

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