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松山英樹“第5のメジャー”でキャリア初の首位発進にも平然「まだ初日」

フロリダ州ジャクソンビルにあるTPCソーグラスで開幕した「ザ・プレーヤーズ選手権」の初日、松山英樹が6バーディ1ボギーの「67」をマークして5アンダー。最高レベルの選手層から4大メジャーに次ぐ“第5のメジャー”と呼ばれる大会で、日米のキャリアを通じ、第1ラウンドを終えて初の首位タイ発進を決めた。

全身黒ずくめのアーニー・エルス(南アフリカ)、ジミー・ウォーカーとの同組で、松山は黒いズボンにグラデーションの赤いシャツ。「この前の日曜日(練習を行った3日)に着て、調子がよかった」という縁起物のウエアが、強い日差しに負けない輝きを放ち続けた。

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「朝の練習場では良い感じで打てていた」というショットだが、スタートの10番で3Wでの第1打を左バンカーに入れた。「(ボールに)泥が付いているような感じ」という2打目をグリーン左ラフに外し、アプローチは3mオーバーさせた。だが、これをねじ込みパーセーブ。「やっぱり、10番が一番大きかった」と出だしのピンチを切り抜けて、好スタートにつなげた。

グリーン左に池がある13番(パー3)では、第1打が左のエッジから4ydに切られたピンの左3mの狭いエリアについて最初のバーディ奪取。顔をしかめたショットだったが、ミスをミスで終わらせないのが、ツアー最多のトップ10(今季7回)を誇る今の松山の強さ。フォローの風が吹いた16番(パー5)は、1Wで321ydを稼ぎ、2打目は残り215ydを7Iでピン横3.5mにぴたり。フックで読んだイーグルパットはカップの右ふちで止まったが、楽々タップインのバーディとした。

3アンダーで折り返し「後半になってちょっとタイミングが合わなくなって、手を離したり、ミスショットが多くなった。でも、結果的にフェアウェイに行ったり、ピンに付いたり、ラッキーな部分が多かった」というものの、前週から続くパットの安定感は健在だ。「まだ何カ所か、自分が思ったとおりに打てていないところもある」というが、後半2番(パー5)で2m、4番では2.5mのバーディパットをきっちり沈めた。

7番では6mのバーディパットがカップの周りを180度回って戻り、8番(パー3)ではグリーン手前からのチップショットが、カップ直前で止まって天を仰いだ。それでも松山は、さらに伸ばせた可能性もあっても「それがゴルフ」と動じない。最終9番で右奥から3mを沈めるバーディフィニッシュで、「惜しいパットもあったけど、最後に1つ伸ばせたのでよかった」と胸を張った。

フェデックスカップランキングの上位30人がフル出場。世界ランキングトップ50のうち48人が顔を揃えるツアーのフラッグシップイベントで堂々と主役を張る。「まだ初日。今日で終わるんだったらうれしいけど」。好スタートに浮足立つ記者たちを制したのは、他ならぬ松山本人だった。(フロリダ州ジャクソンビル/今岡涼太)

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