ジョーダン・スピース、自己最長28mのロングパットを決める
よみがえる記憶 スピースが思い出の地でV争いに名乗り
米国男子ツアー「バルスパー選手権」3日目。1打差2位から出たジョーダン・スピースが4バーディ、1ボギー「68」(パー71)と3つ伸ばし、通算8アンダーの単独2位で最終日へ。首位のライアン・ムーアを1打差で追走し、2013年「ジョンディアクラシック」以来となるツアー通算2勝目のチャンスを迎えた。
開幕前に「ここは良い思い出が詰まっている場所なんだ」と話していたスピース。ルーキーイヤーの13年、当時「タンパベイ選手権」の名称だった今大会を7位で終え、前年の賞金ランク150位に相当する47万4295ドルを突破。無制限で推薦出場が受けられる『スペシャルテンポラリーメンバー』となり、ツアーメンバー定着への道を開いた。「僕がキャリアを終えたときに、ベストゲームと振り返られる1つだった思う」
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今週のコース攻略に向けて「ラフも粘りが強いし、まずはグリーンに乗せることが最大のカギになる」と挙げていたが、今週はそれ以上にグリーン上での冴えが光る。
初日こそ「グリーンのスピードが合わなくて、ショートばかりだった」と30パットを叩いたが、「この2日間はアジャストできている」とグリーンを掌握。2日目は24パット、この日も27パットに抑え、自らの持ち味であるショートゲームで優勝争いに名乗りを挙げた。
「パターの調子はいい。明日も良い結果につながってくれれば申し分ないね」。思い出の地で、再びの素晴らしい記憶を刻みたい。(フロリダ州タンパ/塚田達也)
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