石川遼が描く2019年の構想 フラッグ販売などファンサービス継続へ
2015年 バルスパー選手権
期間:03/12〜03/15 場所:イニスブルックリゾート(フロリダ州)
頼みのアイアンも乱れ・・・石川遼は3試合ぶりの予選落ち
予選カットライン上の59位から「バルスパー選手権」2日目をスタートした石川遼は、序盤からショットが左右に散り、スコアメークに苦しむ展開。1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「76」(パー71)と崩れ、通算5オーバーの103位タイで3試合ぶりの予選落ちを喫した。
「ショットでチャンスを作れなかった」。初日は難度1位にランクされた、打ち下ろしのスタートホール10番からつまずいた。1Wで放った1打目は、左からの風にも流されて右の林に消えた。2打目を前方の木に当てるなど4オン2パットのダブルボギー発進。浮上への気勢を削いだショットの乱れは、その後も石川を足止めした。
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前半9ホールでフェアウェイを捕らえたのは14番のみ。ここ数試合は好調をキープしていた頼みのアイアンも、なかなかフィニッシュが決まらなかった。久々にフェアウェイに運んだ後半2番でも、152yd先のピンを攻めたボールは右に流れ、決定的なチャンスを作れない。「PWで打っているのに(ピンから)8mくらいにしか寄らない。ショットがバラバラだった」。イメージとかけ離れた球筋に肩を落とし、グリーン上では今週初の3パットボギーを叩いた。
この日のフェアウェイキープ率は38.46%(5/13)。パーオン率は5割を超えたものの、口からはアイアンショットへの不満ばかりが溢れ出た。「4番のパー3とか、6番のセカンド、7番のセカンドもそう・・・」。自らを省みるように、悔いの場面を次々と列挙した。
次戦は、東海岸の拠点としているベイヒルで開催の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」。今大会と同じく、2009年から今年で7年連続出場となる馴染みの舞台だ。「ショット全般をバランスよく練習して備えたい」。
2月「ノーザントラストオープン」から、次週で5連戦目に突入。今週は月曜日、火曜日とラウンドを控え、体力回復を優先させる調整を強いられた。疲労との戦いも続く中、不本意ながらフリーとなった週末を有意義に使いたい。(フロリダ州タンパ/塚田達也)