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松山英樹 敗戦の弁「相性が悪いというより、力がない」

ハワイ州にあるワイアラエCCで行われた米国男子ツアー「ソニーオープンinハワイ」の3日目、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「72」(パー70)で回った松山英樹は、通算2オーバーの78位タイでホールアウト。自身初のMDFにより、最終日を前に会場を去ることになった。

「相性が悪いというよりは、そこに打っていく力がないという方が正しいと思う」。
松山は潔かった。

スタートホールの10番は1Wを左に曲げてボギー発進。折り返した1番では1Wのティショットが右に飛び出し民家の中へ。OBのダブルボギーに下を向いた。

85人が決勝ラウンドに進出したため、土曜日に70位タイで再びカット(MDF)が行われる。「スコアを伸ばせば関係ないけど、伸ばせなかった。その(ダボの)後にボギーも打っているのが現状かなと思う」。

6番では1Wが再び右の木々の間へ。7番(パー3)は左手前に切られたピンを果敢に攻めたが、わずかに届かずバンカーに落ち、連続ボギーで後退した。

「先週は(コースが)広かったので、ミスが出なかった。でも、今週は狭いのでどうしてもミスが結果となって出てきてしまう。こういうコースは、やっぱりしっかりしたものを作ってこないといけないという感じはあった」

最終9番はやや右に出たティショットがそのままラフへと落ちると、苦笑いで見送った。「悪いショットじゃなかったし、あれがフェアウェイに戻ってこないのがおかしいなぁと…」。

コースが狭ければ、ミスの許容範囲も狭くなる。豪快なゴルフよりも、小さくとも堅実なゴルフが今週は求められた。

次週は1週間のオフを挟んで、去年優勝争いの末に4位となった「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」に出場する。「良いイメージはある。やっぱりフェニックスも狭いホールがたくさんあるので、しっかりと良い状態で試合に臨めるように頑張りたい」。

このコースにリベンジしたい気持ちはあるかと聞くと、「ないです」と即答された。1年に1度しか訪れないコースなんかにはこだわらない。自身のスイングと向き合って、世界中どこに行っても戦える状態になるのが理想ということか。(ハワイ州ワイキキ/今岡涼太)

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