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2014年 全英オープン
期間:07/17〜07/20 場所:ロイヤルリバプール(イングランド)

ダボ、トリ・・・ ウッズは58位後退「ミスが多すぎる」

「全英オープン」3日目、雷雨の予報の影響でスタート時間が早まり、予選を通過した72名は1番と10番の2つのティに分かれ、3人1組でプレーが行われた。2日を終えて通算2オーバー、ギリギリで予選通過の56位タイというポジションから浮上を狙ったタイガー・ウッズは雨の中10番ホールからプレーを開始。5つのバーディを奪うものの、大叩きのホールが響き「73」。順位は58位タイに下がり、4度目の全英制覇は絶望的となってしまった。

スタートホールとなる10番(パー5)では会心のドライバーを放ち、アイアンで2オンに成功。2パットのバーディ発進としたタイガーは、11番で5メートルのパットを沈めて連続バーディで通算イーブンパーに戻した。

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166ヤード設定の15番(パー3)では左のポットバンカーに捕まってしまいボギーとしたが、16番(パー5)では3オン1パットのバーディ。さらに折り返した後の1番ではウェッジでの2打目を1.5メートルにつけて4つ目のバーディを決め、通算1アンダーに浮上した。

しかし勢いは次の2番ホールで途絶えてしまう。ティショットはポットバンカーに捕まってしまいグリーンを狙えず、グリーン手前からパターで3回かかりダブルボギー。そして迎えた7番は3日目に1番平均ストロークが高く難しいホール(4.319)。アイアンで打ったティショットは右の茂みに入ってしまう。5分が過ぎてロストボール扱いとなり、ティグラウンドに戻ることを強いられた。打ち直しの3打目は左のラフに行き結局このホールは5オン2パットのトリプルボギーを叩いた。

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(プレー後のインタビュー)
―この3日間を振り返って
「ミスが多すぎますね。2つのダブルボギー、2つのトリプルボギー。 加えてたくさんのバーディチャンスを逃してしまっています。その結果が3オーバーというスコア」

―しばらく試合から遠ざかっていたというのが一つの理由でしょうか?
「ラウンドの流れというか、プレーをする流れ、繋がりというのを感じてきています。しかしミスが多すぎます。 比較的易しいコンディションの中で大きな数字を数回叩いてしまうと優勝争いには絡むことはできません。3アンダー以下のスコアを出している選手が多いですから。自分にはそれができていません」

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前日よりもプレーの内容は良かったが、2番のダブルボギー、7番のトリプルボギーが大く響きオーバーパーのラウンドとなってしまった。通常、硬いリンクスランドの地面も雨の影響で軟らかい状況だったため、アンダーパーはもちろん、最低でも「67」「68」というスコアが必要だったが、問題は横風が吹いた時のティショットのコントロールだった。

北東の風が吹いていた午後、大叩きした2番と7番はいずれも左からの風が吹いていたホール。ここで狙い目よりも右にプッシュアウトしてしまっていた。以前から構えた時に背中から感じる風は苦手としているタイガー。切り返しのリズムが少し早くなり、左肩が早く起き上がってしまうというケースが多い。最終日も同じような風が吹く予報が出ており、左からの風が吹くホールで、どのように対処してくるかに注目したい。(解説/アンディー和田)

★ラウンド データ
・バーディ: 5ホール
・パー: 10ホール
・ボギー: 1ホール
・ダブルボギー:1ホール
・トリプルボギー:1ホール

・パー3: イーブンパー
・パー4: 3オーバー
・パー5: 2アンダー

・フェアウエーキープ率: 64.3% (14ホール中 9ホール)
・パーオン率: 66.7% (18ホール中 12ホール)
・合計パット数 29パット
・ドライビングディスタンス 平均 283.5ヤード(計測5ホール 268ヤード、16番ホール 299ヤード)

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