ウッズが次週「クイッケンローンズ」でのツアー復帰を表明
2014年 トラベラーズ選手権
期間:06/19〜06/22 場所:TPCリバーハイランズ(コネチカット州)
迷宮入りのショット改善へ 石川遼が“米ツアー休戦”を検討
米国男子ツアー「トラベラーズ選手権」の2日目をイーブンパーの73位タイで出た石川遼は、予選カットラインの1アンダーを狙った終盤4ホールで3つスコアを落とし、通算3オーバーの114位タイで予選落ちとなった。
序盤からうつむきがちなプレーが目立った石川は、ティショットを左サイドの深いラフに打ち込んだ2番でボギーを先行させた。6番パー5で2オンに成功してスコアを戻したが「今日は1番からショットがおかしくて、どう修正していいか悩みながらのラウンドになってしまいました」と、ショットに不安を抱えたままのプレー。15メートルのバーディパットを決めた9番では、Vサインで右手を高々と挙げてギャラリーの声援に応えたが、続く10番のティグラウンドに立った時には再び険しい表情に戻っていた。
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バーディとボギーを繰り返す一進一退で迎えた15番は、1オンも可能なパー4。ティショットを左に曲げて2オンにはなったものの、2メートルのパーパットは決まらない。続く、16番パー3では、グリーン手前のラフから2打目をピン2メートルに寄せたが、これも入らずボギー。さらに17番でもグリーン手前のフェアウェイから15ヤードのアプローチをピン手前1.5メートルに付けたが、「最後は集中力が切れてしまった」とカップにかすりもせず3連続ボギーで万事休した。
「状態が良いときはアドレスに入った段階でナイスショットが打てているんです。でも、今日はアドレスでそういう感覚が1回か2回しか無かったです。球が真っ直ぐに行くイメージがない」
ショットの悩みは解決に向かうどころか、この日1日でさらに深みにはまった状態だ。迷宮を抜け出すため、次週以降はしばらく米ツアーを離れることを念頭に、今後のスケジュール見直しを検討し始めた。
「試合の中で技術を磨くことも必要ですが、今は試合を離れることも必要なのかなと考えています。シーズン終盤の戦いをメインに考えたい」。
目指すのは、夏本番にやってくるビッグゲーム連戦と、自身初出場となるプレーオフシリーズ。万全で大舞台へ挑むため、いま踏むべきステップを模索する。(コネチカット州ハートフォード/本橋英治)