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2014年 全米オープン
期間:06/12〜06/15 場所:パインハーストNo.2コース(ノースカロライナ州)

宮里聖志 シード落ちから海外メジャー参戦

2014/05/26 19:37

6月の「全米オープン」出場権をかけた日本地区最終予選会が26日(月)、奈良県の奈良国際ゴルフ倶楽部で行われ、宮里聖志が初の本戦出場権を手にした。

6枠を争った36ホールのストロークプレー。宮里は2ラウンドを「66-68」で回り、通算8アンダーとしてリャン・ウェンチョン(中国)に次ぐ2位タイで、パインハースト行きのチケットをもぎ取った。

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昨年末に8年守り続けたシード権を喪失。レギュラーツアーの出場は今季2試合に留まっているが、チャレンジトーナメントや地方オープン、予選会等への参戦が相次ぎ「(レギュラー)ツアーに出ている時よりも、ラウンド数はめちゃくちゃ増えた」と言う。「自分はもともと(打撃レンジでの)練習よりも、ラウンドで調子を上げていくタイプ。それがすごくプラスになっている」と好調をキープしてきた。

メジャー出場はミュアフィールドGLで行われた2002年「全英オープン」以来。同大会では通算17オーバーの大叩きで予選落ちを喫しただけに、「今度はきっと楽しめると思う。まずは今からiPadでコースを調べます…」とリベンジを期す。今年は翌週の「全米女子オープン」が同じパインハーストNO2で開催される。妹の宮里藍が参戦するが「僕はいま自分のことで、いっぱい、いっぱい。それどころじゃないかもしれない」。獲得賞金が国内ツアーの賞金ランクにも反映される海外メジャー。シード復帰への足掛かりとしても有効なチャンスだ。(奈良県奈良市/桂川洋一)。

<全米オープン出場権を掴んだその他5選手>

■ リャン・ウェンチョン

「以前、プレーオフでこの予選で負けた悔しさがあったので、ぜひ行きたいと思っていました。他のメジャーはすべて出たけれど、これで全部のメジャーに出場できる。中国人としては初めてのことなので、とてもうれしいです。」

イ・キョンフン

「パットがよく入りました。アイアンショットは得意で、調子も良かったのでよくかみ合ってくれた。全米オープンに行くために、前週の関西オープンを休んで備えていました。初めての全米オープンは、テレビで少し見たことがあるだけ。ラフが長くてハードなコンディションというイメージですが、トップ30を目指したい」

谷口徹

「(終盤に4連続バーディフィニッシュ)序盤はカップに入れたくて、強め、(ラインを)浅めに読んで打っていた。それを途中で直したのが良かった。前週の関西オープンは調子が悪くなかったのに予選落ちして残念だったけれど、ポジティブに考えれば、準備ができて良かったかもしれない。パインハーストでは2005年にプレーして、予選落ちした苦い思い出がある。(ミゲル・アンヘル)ヒメネスも50歳になってもスゴイ。頑張りたい」

D.オー

「(正規のホールの終盤に崩れて)プレーオフになったこと自体にガッカリしたけれど、ロッカーの中で、もう一度プレーオフに備えて気持ちを切り替えました。2005年にパインハーストでの全米オープンに出て、予選落ちだったのでリベンジしたい」

矢野東

「(谷原秀人との6ホールにわたるプレーオフに競り勝ち)本当に疲れた。良かったです。まだ全然実感が沸きません。最後はもうどっちが勝っても、“時の運でいい”と思った。いずれにしてもバーディがたくさん出るようになってきたのは良い傾向。全米オープンは3度目。日本人が通用する、通用しないコースはあると思うけれど、頑張りたいです」

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