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大崩れで予選落ち確定の石川遼 1週間のオフも決定

アリゾナ州TPCスコッツデールで行われている「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」2日目、イーブンパーから出た石川遼は、前半のインに「43」と大きく崩れ、後半「35」としたものの、通算7オーバーはカットラインには遠く及ばず、今シーズン2度目の予選落ちが確定した。

コースを舞った強風の中、スイングに翻弄されるこの日の石川のプレーは、童話「3匹のこぶた」を連想させた。わらで作った家も、木の枝で作った家も、オオカミに吹き飛ばされてしまう。土台のしっかりしたレンガで作らなければ、長期安定は望めない。

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ベストのスイングではないという中で掴み取った先週の7位タイ。「結果的には2打差だったけど、優勝争いしている内容ではなかった」と振り返ったが、好結果が危機感を薄れさせた。「ショットがこの2日良くなくて・・・。先週も順位は良かったけど直す部分があると思っていたけど、その悪い部分が出てしまった」。

スタートホールの10番でアプローチミスしてボギーとすると、12番(パー3)ではティショットを左奧の池に入れ、ドロップした3打目はピン反対側の池に再び転がり落ちてしまう。「先週よりちょっと悪くなっただけで、ここまでひどくなるのかと思った」。初めてのバーディを奪うのに要したのは10ホール。その間に4ボギー1ダブルボギーを献上した。

ハワイからの4連戦で、精神面の消耗もあったという。「集中力を欠いた部分もあった。自分的に充実感はあったけど、結果的にジャッジミスが多かった。先週は頭の中がすっきりしてやれていた」。

次週の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」は出場しないことを決断した。「(次週の)前半3日間は球筋を意識しないで練習する。試合が続くと、球がまっすぐ飛ばないと不安になるので、試合のない週はそれが大事な瞬間になってくる」。

1週間のオープンウィークで、どこまでスイングと精神面を立て直せるか。予選落ちした金曜日、ホールアウト後の石川は練習場で日没まで懸命に打ち込み続けた。飛ばされた“わら”を拾い集めるのか、レンガを積み直すのか?その答えは2週間後のリビエラCC(カリフォルニア州)で明らかになる。(アリゾナ州スコッツデール/今岡涼太)

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