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2013年 ウィンダム選手権
期間:08/15〜08/18 場所:セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)
石川遼、入れ替え戦へ「今週のゴルフを続けたい」
ノースカロライナ州のセッジフィールドCCで行われた「ウィンダム選手権」最終日。石川遼は通算5アンダーの26位タイでレギュラーツアーの今季最終戦を終え、来年度のシード権獲得は2週間後に始まる下部ツアー選手との4試合にわたる入れ替え戦「ウェブドットコムツアーファイナル」での結果に委ねられることになった。
2アンダーの31位タイからスタートした最終ラウンドは、好調なショットで出だしから多くチャンスを演出したが、スコアに表れ始めたのは中盤だった。5番(パー5)で3オン1パットで最初のバーディを奪ってから4連続。しかし後半12番(パー3)でティショットを左サイドに曲げ、ショートゲームも振るわずダブルボギーとして勢いをそがれた。「全体的にいいプレーができて、チャンスもあった。初日、2日目の出遅れが無ければ…」と、波に乗り切れなかった4日間を悔やんだ。
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結局、今季はフェデックスカップポイントランキング141位、賞金ランキング149位に終わり、いずれも125位以内を確保できなかった。今後は126位から200位の選手、および下部ツアー(ウェブドットコムツアー)の賞金ランキング上位75位選手による、4試合の入れ替え戦「ウェブドットコムツアーファイナル」(初戦は8月29日開幕のホテルフィットネス選手権)に進む。なお、下部ツアーの賞金ランク上位25人には自動的にレギュラーツアーのシードが付与されるため、実質25の枠を争うことになる。
前半戦は、持病の腰の痛みに悩まされた今シーズン。新しいスイングの定着に多くの時間を割き、「序盤、中盤までは目を覆いたくなるような成績だった」と振り返る。後半戦はとりわけグリーン上でのプレー苦しみ、スコアに対するパッティングの貢献率(Strokes Gained - Putting)は全体180位を下回った。出場23試合のうち、予選落ちは10試合に上った。
今週は6月の国内ツアー「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」からの9連戦だった。疲労はピーク。しかし、弱音を吐いている場合ではない。「1週間でリフレッシュや調整したいことはたくさんある。(入れ替え戦も)レベルが高いのは分かっているし、雰囲気は違うかもしれないけれど、やることは変わらない。今週のゴルフを続けたい」。来シーズンに向け、残された秋口のチャンスを掴み取るため、急ピッチで再調整する。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/桂川洋一)