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今日のタイガー/スーパーショットは1度だけ!ショットは相変わらず・・

全米オープン初日

タイガー・ウッズは、午前7時44分、10番ホールからスタートした。同伴競技者はクリス・ディマルコルーク・ドナルド(イングランド)。スタート時の気温は22度前後、途中は29度まで気温は上がった。基本的には北北西の方角からの風が吹く1日となった。

初日は2バーディ、2ボギー、イーブンパー「70」でのラウンドでホールアウト。「67」の3アンダーでトップを走るオリン・ブラウンとロコ・メディエイトとは3打差の10位タイという位置だ。

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スタートホールとなった10番、ドライバーでのティショットは右のラフへ。しかし、3オンに成功。3メートルのバーディパットを沈め、好スタートを切った。その後15番のパー3で5番アイアンをショートさせ2メートルのパーパットを外しボギー。

次の16番では右のラフから右手前のバンカーとトラブルが続いた。8メートルのパーパットを外し 3オン2パットのボギー。1オーバーでターンした後、4番のパー5ではバーディを取る。ドライバーでのティショットは左ラフ、ピンから220ヤード地点からの4番アイアンは右のバンカーにつかまるが、ここからスーパーショットを見せてピンそばへ。3オン1パットのバーディだった。

「タフな全米オープンでイーブンパーというスコアには満足している」と語っていたタイガーウッズだが その内容には満足はしていないようだ。微妙に方向が変わる風をチェックしながら、パールートを探し、慎重に大事にプレーしていたが、ハーフごとにフェアウェイを捕らえるのが3回だけだとアグレッシブなゴルフはできない。

たくさんのギャラリーが訪れる中、期待されたスーパーショットは4番のバンカーショットだけ。大きな歓声を聞くことはあまりなく、静かな初日となった。1オンを狙いにいった3番では隣の6番ホール方向に飛ぶミスショットを放ったが、木に当たって戻ってくる運もあった。全米オープンでの1打の重みを知っているだけに、リスクを少なくしパールートを大事にするプレーとなった。

明日は午後からのスタートとなる。明日は晴れの天気予報だが週末は雷雨の予報ということ。グリーンやフェアウェイが乾き、明日のラウンドが一番難しくなると私は予想する。初日にアンダーパーを記録した9人で午後スタート組はフィル・ミケルソンブラント・ジョーブの2人だけ。明日は午後組のアンダーパーはいないような気がする。

ピンの位置にもよるが、タイガーは2オーバーぐらいでこらえられれば、攻位置で週末のプレーを迎えることになるだろう。ここ一発のパーパットには自信はあるだろうが、ここ一発のティショットに不安を残す。どれぐらいの割合で ドライバーとスプーンのティショットを選んでくるかが鍵になりそうだ。

【タイガーのプレーデータ】
フェアウエーキープ率 : 14ホール中 6回、43%
パーオン率 : 18ホール中 12回、67%
合計パット数 30
1パット ホール: 6回
2パット ホール: 12回
3パット ホール: なし
パーオン時の平均パット数: 1.67
グリーンを外したときのパーセーブ率 : 6ホール中 4回: 67%

解説 / アンディー和田

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