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マスターズガイド/タイガー・ウッズ徹底解剖!連覇のカギはショットの精度!!

タイガー・ウッズを語る上で、「マスターズ」は絶対に欠かせないトーナメントである。何故なら、彼がオーガスタの常識を覆し、記録を塗り変えてきた男だから。
タイガーが「マスターズ」を初制覇したのは1997年。当時21歳だった。4日間通して攻めのプレーを続け、トーナメントレコードとなる18アンダーをマーク。実に20個もの「マスターズ新記録」を樹立(その他に6個の歴代記録に並ぶ)して優勝の栄冠に輝き、ゴルフ界を震撼させた。その中には最年少優勝、72ホール最少スコア(270)などが含まれていた。

その後、2002年にはジャック・ニクラスニック・ファルド以来となる大会連覇を達成。さらに2005年にも、クリス・ディマルコとのプレーオフを制して4度目の栄冠に輝いている。これは、ニクラスの6回に続き、アーノルド・パーマーと並ぶ歴代2位の記録だ。

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これだけの栄誉を、タイガーが勝ち得たのには理由がある。元々オーガスタは、開場当時から長くタフなコースとして君臨していた。当然ながら、近年のクラブ進化による飛距離アップ対策として、各ホールにも年々改良が加えられ、1988年に6925ヤードだったコースの総距離は、2006年には7445ヤードまで伸ばされている。これだけ見れば、プレーヤーの飛距離アップへの対策は万全のように思える。ところが、実は「マスターズ」に出場するようなトッププロ達の平均飛距離は、過去25年間で約14%近く伸びているのに対し、オーガスタのヤーデージは7.5%しか長くなっていない。

つまり、タイガーのように飛距離が出る選手に有利な状況は、今なお続いていると言える。ただし、それだけでは攻略できないのも事実。オーガスタのグリーンは鏡のように高速なだけに、セカンドショットがキーポイントとなる。いかにパーオンを成立させ、次のパッティングへのアドバンテージを勝ち取るかがスコアメイクの鍵だ。その為には、フェアウェイキープ率が大切になってくる。飛距離と同時に正確性が重要なのである。

実際、昨年タイガーとプレーオフの死闘を演じたディマルコは、ドライバーの平均飛距離は260.8ヤードと、タイガーの292.3ヤードに比べ、約30ヤードも劣っている。ところが、フェアウェイキープ率は、タイガーが約57%なのに対し、ディマルコが約75%と高い確実性を誇っていた。4日間のパット数も、タイガーの115に比べ、ディマルコは110と少ない。これが同スコアに繋がったと言える。

タイガーは、今年すでに3勝を挙げており、コンディションは上々。昨年よりも、ドライバーのフェアウェイキープ率を上げていければ、自ずと2連覇は見えてくる。キーポイントは、ティショットの正確性だ。

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