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羽川豊の全英オープン生レポート/パッティングさえ決まっていればガルシアが優勝できたはず!

最後に追い上げる選手がスコアを伸ばして、逃げ切りを狙う選手が苦しむ展開・・・という意味で良い試合だったと思います。最終組がスタートする頃には雨も上がりまして、午前中の雨が降り続いていたら、もっとスコアを崩す選手が続出して、違う展開になっていたかもしれませんね。

3日間首位を守ったセルヒオ・ガルシアは残念ながらメジャータイトルを逃してしまいましたが、敗因はパッティングですね。ショットも3日目までよりは悪かったのですが、すぐに調整できていました。しかし、パッティングに関しては、8番のパーセーブが出来なかったのが痛かったと思います。

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上位選手でスコアを伸ばせなかったのは最終組の2人だけなんですよね。周りがスコアを伸ばしているは分かりますので、焦りが出ていました。中盤はガルシアらしさがまったく見られませんでしたが、後半ようやく気持ちの切り替えが出来て攻めのゴルフが出てきました。

最終的には、このコースのもっとも難しい16番からの上がり3ホールで、いくつものドラマが見られましたね。アンダース・ロメロ(アルゼンチン)がスコアを崩したのも、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)が最終ホールで2回もハザードに捕まるのも、このコースの難しさが招いた結果ですし、1打差のリードを最後に守れなかったガルシアにも容赦なく襲い掛かりました。

ハリントンの18番での攻め方は、有る意味しょうがないと思います。ティショットでのミスを取り返すためには、グリーンを狙うしかなかったのだと思います。結果的にプレーオフに残れたのですが、あの時点では半分以上あきらめていたと思います。

3連覇を逃したタイガー・ウッズですが、昨日も言いましたがスイングを改善したほうがよさそうですね。やはり、もう少し縦振りにしないと方向性が良くないと思います。次の全米プロまでには、調整をしっかり行うとは思いますが、いまのままでは優勝は難しいのではないでしょうか。

羽川豊 (はがわ ゆたか)
セントラルスポーツ所属。栃木県出身。専修大学時代に朝日杯全日本学生選手権4連覇。ツアー通算5勝。1982年「マスターズ」15位タイなど。現在は自身のゴルフサロン「HAGAWA YUTAKA GOLF SALON」でレッスンを行っている。
今回、全英オープンにはテレビ朝日のレポーターとして現地入り。タイガー・ウッズや上位選手の詳細情報はテレビでもお楽しみください!

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