今日の日本人選手/片山晋呉は19位タイで決勝ラウンドへ! 他の4名は予選で姿を消す
今日のタイガー/首位と5打差の週末の36ホールを迎える!
大会2日目午後1時36分、タイガー・ウッズは10番からのインスタートとなった。昨日と同じように一緒にプレーするのはディフェンディングチャンピオンのジェフ・オギルビー(オーストラリア)と昨年全米アマチュアを制したリッチー・ラムジー(スコットランド)。
午後は昨日よりも気温は少し上がり26度前後。風は午後に東の方角から時より強く吹き選手を悩ませた。
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インスタートとなったタイガーは1バーディ・3ボギーの「37」でターン、フロントナインも同じ1バーディ・3ボギーで「37」。2日目はパー70のコースに対し4オーバーの「74」でホールアウト。通算イーブンパーで単独トップとなったアルゼンチンのアンヘル・カブレラとは5打差の13位タイで週末36ホールをプレーする。
スタートホールの10番をパーとしたタイガーは11番の短いパー4でティショットを左のセミラフへ。2打目でグリーンを外しパーをセーブすることができずにボギー先行としてしまう。12番はパー5ながら5.673という全体で2番目に難しいとランクされたホール。タイガーは手前から上りのパットを沈めてバーディ。しかし15番では3パットボギー、18番でもパーパットを左に外してしまい通算3オーバーでターンする。2番ホールではトラブルになりながらも1パットのボギーでどうにか凌いだが、4番でティショットを「教会の椅子」バンカーに捕まってしまい3オンならずボギー。
今日2個目のバーディとなったのは6番パー3。186ヤード設定となったホールでタイガーは7番アイアンでうまく寄せてバーディを奪取。しかし次の7番でティショットを右のラフに入れてしまい2オンを狙えず今日6個目のボギーを喫してしまい通算5オーバー。最終9番では6メートルほどのバーディチャンスを迎えるが沈めることができずに2日目を終了した。
大会2日目、午後からは風が強くなり今日の平均ストロークはパー70に対し「76.993」と大変難しい一日となった。アメリカ現地では午前10時から午前スタート組のテレビ中継が始まっているが、午後スタートとなるタイガーはテレビでゴルフ観戦しながらグリーンの固さや速さをチェックしていたという。カップよりも手前にボールを置いて上りのパットを残したかったと説明していたタイガーだが風の影響で地面が固くなり狙った場所にはボールを止められずグリーン上では左から右に曲がるスライスラインを右に外すシーンが多く見られた。通算5オーバーはリーダーとは5打差。
タイガーの前には12名の選手がいるが、サンデーバックナインまではほかの選手ではなくコース&オールドマンパーが相手となるだろう。連日60台を記録したのは2人のみ(今日はポール・ケーシーとスティーブン・エイムズ)。優勝スコアラインはオーバーパーになることは間違いなし。天気と風、ピンの位置と全米ゴルフの散水状況などの要素が絡んでくるが昨年の5オーバーを越えるスコアになると予想する選手は多い。
タイガーはドライバーを使用したのは5ホールのみとなったがアイアンを使用してのティショットもラフに行ってしまうホールが多かった。フェアウェイキープ率53.6%は全体で65位。積極的に攻めることのできるホールは少ないが2番アイアンでフェアウェイにしっかり置いてくる事ができれば距離が長くても高い球を打つことができるタイガーは今日のようにパー4で5個のボギーを叩くことはないはず。明日タイガーは最終組の7組前、午後2時5分にスタートする。明日はこれまでの北東の風とは異なる北西の風が予想されている。
★ラウンドデータ
・スコア:74(37-37)4オーバー
・バーディ:2ホール
・パー:10ホール
・ボギー:6ホール
・フェアウェイキープ率:42.9%(14ホール中6ホール)
・パーオン率:55.6%(18ホール中10ホール)
・パーオンしたときの平均パット数:1.90
・ラウンドパット数:31パット
1パットホール:6回
2パットホール:11回
3パットホール:1回
・ドライバー距離(計測2ホール平均):296.5ヤード
計測ホール7番309ヤード、15番ヤード
・パー3:通算1アンダー
・パー4:通算イーブンパー
・パー5:通算5オーバー
(解説:アンディー和田)