前週はWGC 久保谷健一が驚愕した選手は
米ツアーQスクール最終日
来季2003年の米ツアー出場権をかけたクオリファイングスクール、通称Qスクールの最終日が米国カリフォルニア州ラキンタにあるPGAウェストで行われ、トータル8アンダー34位タイまでの38名が来季の参戦権を獲得した。参加していた日本人選手の中では、貞方章男が14アンダー5位タイ、久保谷健一が9アンダー26位タイで、見事狭き門を通過した。
このQスクールは、6ラウンド終了時点で35位タイまでの選手に来季の米ツアー参戦権が与えられるという過酷な戦いだ。
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5日目に11位タイまで浮上した貞方は、最終日も70でまわり、結局6日間オーバーパーなしという安定したゴルフを披露した。一方、今季日本ツアーで2勝を挙げた久保谷は、初日に75を叩き出鼻をくじかれたが、その後は全てアンダーパー。最終日を貞方と同じく70でまわり、見事、米ツアーで戦う夢を叶えた。
佐藤信人は、2日目に66という好スコアを叩き出したものの、その後の4日間は1オーバーと振るわず、結局トータル3アンダーの73位タイで、来季参戦権を獲得することができなかった。
トップ通過を果したのはジェフ・ブレハート。5日目に63をマークし一気に首位に浮上したブレハートは、この日は1つスコアを落としながらも、貯金が生きて通算16アンダーで持ちこたえた。
他では、日本ツアーで活躍するディーン・ウィルソンとスコット・レイコックが、ともに12アンダーの11位タイで来季参戦権獲得。
トッド・ハミルトンは3オーバー113位タイ、クリスチャン・ペーニャが4オーバー119位タイ、S.K.ホが8オーバー136位タイで残念ながら来季米ツアーへの道を絶たれた。また、先天性障害を足に持つカートゴルファーのケイシー・マーティンは、最終日に77の大叩きでトータルアンダーまでスコアを落とし、57位タイフィニッシュとなってしまった。
【主な結果】
順位/通算/選手名
1/-16/J.ブレハート
2/-15/J.マクリーン、C.アンダーソン、A.チェッカ
5/-14/貞方章男、J.マギネス、D.ハモンド
8/-13/B.パパス、A.バーバー、B.ベイトマン
11/-12/R.ジョンソン、D.ウィルソン、D.サザランド、S.レイコック
26/-9/久保谷健一
*34位タイまでの38名が来季米ツアー参戦権獲得