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「ツアー選手権」出場のご褒美

4日間戦えば8万ドルの賞金が保証されているツアー選手権。シーズンの賞金ランキング30位以内という狭き門を潜り抜けてきた選手たちだけに与えられる“ご褒美”とも言える試合だ。その栄誉を味わっている30名中ルーキーは1人もいないが初参戦者は10名。また出身国は8カ国と、ゴルフ界のグローバル化を象徴。そして驚くことに7名は今季優勝がない。

デービス・ラブIII
「もちろん優勝はしたいけど、それには運も必要。逆に優勝してもツアー選手権に出場できない選手もいる。コンスタントに上位にいて、ツアー選手権やライダーカップのメンバー入りするといったことが一流選手の証だね」

フレッド・ファンク
「私のように良い結果を出せた週が2回くらいあって、あとは安定したプレーをすればツアー選手権に出場できる場合もある」

ニック・プライス
「昔はシーズン中に1勝でもすれば、ほぼ自動的にツアー選手権入りできたものだ。しかし今となっては大きな大会で優勝するか、コンスタントに上位フィニッシュを果さないと不可能になっている」

そしてツアー選手権に出場を果した選手には大きなご褒美が待っていた。

デービス・ラブIII
「BMW車をひとり1台用意してもらって、超一流ホテルのリッツカールトンで宿泊。ロッカールームでも至れり尽せりだし、食事は美味しいし最高。唯一の難点は、この大会は雨ばかりなこと」

なんともゴージャスなご褒美だが、もっと凄いご褒美がある。

デビッド・トムズ
「このベスト30に入ったという実績さ。自力で勝ちあがって手に入れたものだ。米ツアーのその年のベスト30に仲間入りして、その中でプレーするのだから」

スコット・マッキャロン
「賞金総額が大きいのに加え、たった30人で予選落ちなし。最高のボーナスだ」

スティーブ・ローリー
「米ツアーのトップ30と同じ土俵で戦うというだけで最高だ」

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